工学系統

21機械工学
  • ものづくりの
    基礎を支える
    技術や理論を学ぶ
21機械工学
ものづくりの基礎を支える技術や理論を学ぶ
機械工学は、さまざまな機械の設計や保守管理のできる、実践力豊かな機械エンジニアの育成を主目的とする学問です。運動力学、材料力学、熱力学、流体力学などを中心とする専門科目だけでなく、製図の知識や機械の設計・組立・動作確認・調整方法などを学びます。一年次から実験・実習を実施することで、ものづくりの現場で必要な知識や技術の習得を図ります。また、コンピュータ制御やロボット工学など、電気・電子・情報工学分野の内容も学びます。

精密機器メーカー、工作機械メーカー、電機メーカー、自動車メーカー、金属加工部品メーカーはもちろん、あらゆる業種の製造業や建設業などが就職先となりえます。より高度な知識・技術の習得をめざし、大学の工学部などに編入する人もいます。

22自動車工学
  • 自動車に関する
    高度な専門知識と
    技術を身につける
22自動車工学
自動車に関する高度な専門知識と技術を身につける
自動車工学は、自動車に関連するさまざまな知識と技術を学ぶ学問で、自動車産業における自動車工学エンジニア、整備士、セールスエンジニアなど、幅広い人材を育成しています。特に自動車整備に関する理論・技術の教育には、多くの短大が重点を置いています。自動車工学関係の専攻では機械工学を中心に学び、経営・販売管理関係の専攻では自動車に関する知識を踏まえながら経営学や情報処理を中心に学びます。自動車関連のさまざまな実習により、現場を実際に体験しながら、そこで求められる知識と技術を学べる短大もあります。

自動車メーカーや自動車部品メーカー、自動車ディーラー、自動車整備工場など、自動車に関連する企業に就職する人が大半です。国家資格である二級自動車整備士資格の取得をする人も少なくありません。大学の工学部などに編入する人もいます。

23電気・電子・情報工学
  • 電気に関する技術や
    情報社会を支える
    技術を学ぶ
23電気・電子・情報工学
電気に関する技術や情報社会を支える技術を学ぶ
「電気工学」は、電気をエネルギー源として扱う立場(強電)の学問で、電気回路、電気機械、発変電工学、電気機器設計といった発電・電動機の制御などを中心に学びます。「電子工学」は、電気を情報素子として扱う立場(弱電)の学問で、電子工学、電子回路、デジタル回路、電子物性などを中心に学びます。「情報工学」は、プログラマーやシステムエンジニアの育成を目的とする学問で、コンピュータ、ネットワーク、アプリケーション、システム運用などに関する知識・技術を実践的に学びます。

学んだ知識・技術を生かせる職場は、IT関連企業、電力関連会社、システム開発会社、各種製造業、流通・サービス業、金融・保険業など多岐にわたり、プログラマーやシステムエンジニア、セールスエンジニアなど、技術専門職としての活躍が期待されています。

24土木・建築学
  • 建築・設計デザインに関する専門知識と
    技術を学ぶ
24土木・建築学
建築・設計デザインに関する専門知識と技術を学ぶ
「土木学」は、生活に欠かせないインフラである道路、橋、上下水道、鉄道、港湾などの公共施設の設計・施工、維持・管理のための理論や技術を学ぶ学問です。土質力学、水理学、土木設計学、構造力学、計測学などに加え、快適な環境を創造・維持するために環境工学も学びます。「建築学」は、住居から高層ビルまで建造物の設計(デザイン)や施工のための専門知識と技術を習得するための学問です。安全・快適な建造物の構築を目的とし、設計のほか、建築構造、防災、環境工学などについても学びます。

学んだ内容を生かせる職場として、建設施工会社や建築設計事務所、住宅メーカー、建材・内装・インテリア関連企業、不動産会社など、建築・建設にかかわる企業に就職する人が大半です。公務員になる人や大学へ編入する人もいます。

25経営工学/工学系その他
  • 工学的な手法で
    経営の問題を
    解決する
25経営工学/工学系その他
工学的な手法で経営の問題を解決する
「経営工学」は、企業や工場の生産性向上を図るための学問です。生産工学・材料工学・人間工学を中心に学ぶ生産管理工学や、情報システムと経営システムに関する専門知識・技術を修得する経営情報工学なども含まれます。「工学系その他」には、材料の開発・研究を担う材料工学、鉄骨構造物を主対象に構造工学・溶接工学・工作法などを学ぶ構造工学、工業化学・環境化学などの技術者を育成する応用化学、バイオテクノロジーや新素材などの開発を学ぶ生命・物質化学などがあります。

経営工学で学ぶ生産管理、製造工程管理、品質管理、流通管理、販売管理などの知識・技術を生かせる業種は多岐に渡るため、各種製造業、流通・サービス業を中心に、幅広い業種の企業が就職対象となりえます。

農・獣医・畜産系統

25農学
  • 農業や園芸、
    食品に関する知識を
    幅広く多角的に学ぶ
25農学
農業や園芸、食品に関する知識を幅広く多角的に学ぶ
農学系の学問は、生物学・化学・工学・経済学・環境学の各領域を含んでおり、そのいずれが大きな比重を占めるかによって「農学」「農芸化学」「園芸学」「林学」「農業工学」「農業経済学」「酪農・畜産学」などに大別されます。農業後継者の育成という役割も果たしています。農作物の生産や加工を学ぶ分野、食品の製造・流通・消費などを学ぶ分野、緑地の計画・設計や施工・管理などを学ぶ分野、醸造技術やバイオテクノロジーなどの応用科学を学ぶ分野、動物看護などの分野も含まれます。

農業関係の団体・企業・金融機関に就職する人や公務員になる人、農業に従事する人が多く、造園業、土木・建築業、食品メーカー、ペット産業などへの就職が多い学科もあります。育種・農機具関連の企業などに就職する人や、大学の農学部などに編入する人もいます。

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