■料金について
国公立大学・短大と一部の私立大学・短大、大学校は料金が必要です。料金は資料到着後の後払いです。お届けする資料に同封の支払い方法にしたがって、資料到着後2週間以内に必ずお支払いください。なお、支払い手数料が別途必要になります。※料金には送料・消費税が含まれています。
■資料のお届けについて
発送予定日が日付表示の場合、実際の発送日は変更になる場合があります。
通常はご請求より概ね3~4日後にお届けとなります。なお、日曜や祝日をまたぐ場合は、お届けが遅くなる場合があります。また、お届け先地域や郵便事情によってはお届けに1週間程度要する場合があります。
資料は個別に発送されます。複数の資料を請求された場合、お届け日が異なることがあります。
■その他
国公立の入学者選抜要項には出願書類(願書)は含まれません。
入試日程をよくご確認の上、願書は遅くても出願締切日の1週間前までにはご請求ください。
発行部数の都合や入試の実施状況により、資料請求受付を早期終了する資料もあります。お早めにご請求ください。
一度お届けした資料の返品・取替えは、乱丁・落丁・破損以外はお受けできません。
今を遡ること110余年,明治42年(1909年)に九州工業大学の前身である私立明治専門学校が,戸畑の地(現在の北九州市)に開校しました。日本の近代化の歴史の中で,明治34年(1901年)に北九州・八幡の地に設置された官営製鉄所(八幡製鉄所)は,日本の殖産興業を支えた重要な拠点です。八幡製鉄所を含め,この北部九州の地を中心として,世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」として認められたことは記憶に新しいところです。
その中で,これらの施設に魂を込めるために,日本における技術者(エンジニア)の養成を旗印として,当時の高等教育の巨人,山川健次郎博士を初代総裁として招き,安川敬一郎及び松本健次郎の巨額の寄付のもと設置されたのが明治専門学校です。このときに示されたのが「技術に堪能なる士君子」,すなわち技術に精通するとともに,道義心のある人格者を養成すること,単に学問・技術を授けるのではなく,人間形成にも重点を置いた教育を行うという建学の精神です。本学は設立以来,その形態を私立から官立へ,官立から国立大学へと変えつつも,この建学の精神を脈々と受け継ぎ,明治から現在に至るまで,我が国の近代化,工業化,産業の発展に貢献する,6万人を超える優れた技術者を輩出し続けてきました。
その後,昭和61年(1986年)には,情報通信革命が始まる中,日本の情報通信技術を支える技術者を輩出するために,福岡県飯塚の地に情報工学部を設置しました。続いて,平成12年(2000年)には,21世紀を支える生命(バイオ)のもつ特性を工学的に活用する技術を起こす技術者を創出するために,北九州市若松の学研都市内に生命体工学研究科を設置しました。工学,情報工学,生命体工学と,産業革命・情報通信革命・バイオ革命と急速に時代が進展する中で,新たな知識と技術を持続的に生み出し続ける研究力を背景に,建学以来,常に,わが国の産業を支え,世界の先端で活躍できる技術者を生み出す学びの場を提供し続けています。その卒業生は企業の中核技術者や経営者として社会を支え,未来を切り拓いています。
本学は,「技術に堪能なる士君子」のもと,幅広い理工学分野における教育と研究を通して人類・社会に貢献することを基本理念とします。この理念に則って,「ものづくり」と「情報」における新しい技術と科学の発展において,深い専門性,幅広い知識と教養,多様な人々と協働するために必要なコミュニケ―ション能力及び技術者として必要な倫理観を備えるとともに,グローバル社会で活躍できる優れた技術者(グローバルエンジニア)としての能力を発展・向上させます。