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美術・デザイン・芸術学の
学問分野解説
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映画を学ぶってどういうこと?

美術・デザイン・芸術学

この間、部活で映画を作ったんだ。自分の好きなものを自分で作るってすごく楽しい! うまくできたと思うんだけど、これからもっといい映画を作るためにも、映画のことをもっと勉強したいな。

  • 先生!映画をつくったんですけど、見てくれませんか?
  • おお、ありがとう!あとでゆっくり見させてもらうね。ところで、なぜ映画を作りたいと思ったんだい?
  • そうですね・・・。もともと映画を見るのが好きで、それで自分も作りたい!と思いました。
  • なるほど。それはすばらしい。映画を作る上で、たくさんの映画を見て表現方法、着眼点の引き出しを増やすことはとても大切なんだよ。
  • 着眼点の引き出しを増やす…?いろいろなストーリーを知るということですか?
  • うん、それもあるね。でもぜひストーリーだけじゃなく、「編集の仕方」にも、注目してほしいな。
  • 「編集」とは、撮影された映像をつないで、構成し、一つの“世界”を創造していくプロセスのことだよ。例えば人が泣いているシーンでは、次のシーンへの“間”が少し違うだけでも、見る側が抱く感情は微妙に異なってくるよね。観客の感情をどのように操作し、誘導していくかは、編集のありようにかかっているといっても過言ではないんだ。
  • 映画を作る上で「編集」ってとても重要なんですね。確かに僕も、心当たりがあります!ヒロインが泣いてるシーンで、表情が画面いっぱいに大映しになって…思わず僕も泣いてしまいました。
  • それはまさに、「クローズアップ」という手法だね。どのような表情ををどの場面でどのくらいの時間流すかが編集の効果になるよ。他にも、主人公の目線で撮影した映像を見せる「視点ショット」や、同時刻に別々の場所で起こっている映像を交互に流す「クロスカッティング」という手法なんかもあるね。
  • 19世紀の末、映像表現が始まったばかりのころは、映画は撮影したフィルムをそのまま映し出すだけだったんだけど、これらの表現技法の発明のおかげで、映画の芸術性が格段にあがったんだ。
  • あ、「クロスカッティング」もアクション映画やサスペンス映画などでよくみるやつですね!何気なく見てたけど、いろいろな効果があるんですね・・・。撮影したものをそのまま映し出した、初期の映画も見てみたいなぁ。
  • 興味をもってもらえてうれしいよ。映画のはじまりは、1895年、リュミエール兄弟が作ったシネマトグラフだと言われてるんだ。そして1910年ごろにハリウッドができたことで、映画産業は確立していったんだ。
  • 初期の映画は映像が動くこと自体が驚きであり、感覚的刺激に重点が置かれていたけれど、ハリウッドでは物語を楽しむようになったんだ。この100数年で映画がどのように変化しているか、そこに注目してみてもとても面白いと思うよ!
  • 今の映画と比べてみる・・・すごく面白そうですね!映画って思ったより奥深いんですね…。
  • もちろん映画の作り方も奥深いけど、最近では映画そのものを研究する学問も盛んなんだよ。「映画学」や「映像学」っていうのだけど、どんな学問だと思うかい?
  • そうですね・・・。先ほどの映画の歴史を学ぶ!とかですか?
  • そのとおり!映画がどのように誕生したか、どのように変遷したかを学ぶのも「映画を学ぶ」ことだね。ほかにも、映画からその国の文化や歴史的背景、多様な文化・ものの考え方を学んだり、哲学を使って分析したり、時代による女性の理想像を学んだりできるんだよ。
  • 映画から学べることがたくさんあるな~。確かに、海外の映画を見たりすると、日本との文化の違いに驚くことがありますね!
  • そうそう、実際日本でその国の人と会ったり、海外旅行行ったりすると、「映画のとおりだ!」って思うことが結構あるよね。もしかすると、部活で作ったっていう映画にも日本独自の文化が映し出されてるかもしれないね。
  • 確かにそうですね!なんだか、映画をたくさん見たくなってきました。教えていただきありがとうございました。あ、僕の映画見たら感想を教えてくださいね!
  • もちろんだよ。
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