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メディア学の
学問分野解説
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「正しい情報」はどうしたら得られるの?

メディア学

この前テレビのニュースで気になった内容があったからネットでさらに調べてみたんだ。そしたらニュースで言ってたこととネットで書いてることが違ってて…。もう何が正しいのかわからなくなっちゃったよ!

  • 先生!正しい情報ってなんですか!?この前テレビのニュースとネットで言ってることが違ったんです。結局何が正しいのやら…。
  • なるほど。ニュースは「正しい情報」であると思ってしまうのが当然だよね。でも、ニュースには「事実」を伝えるという面と、どう解釈するかという面がある。そもそも何を「事実」として取り上げるかということも問題となってくる上、そこに「解釈」が入ってくると、いっそう報道内容に違いが生じてしまうんだ。
  • なるほど!メディアは正しい情報を伝えてくれるものだと思っていたのでびっくりしました。
  • ところで、メディアの語源は知っているかな。
  • なんだろう…。
  • 「media」はね、1920年代のアメリカ広告業界で使われ始めた言葉で、もともと「広告媒体」という意味があるんだ。メディアには、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットの5媒体があるけれど、本来は「広告」が目的でもあるから、「正しいか」よりも「人の印象に残ったか」という「効果」が重視される傾向があるんだ。
  • つまり、メディアの情報は正しいと思ってしまうこと自体が危険なんですね。
  • その通り!さらに今はネット上の情報発信が増えてきてるよね。特にインターネットの場合は、コストもかからないし、手軽に意見を発信して拡散できるから、「正しい」かどうか、よりいっそう注意しないといけないんだ。例えば、商品を評価するサイトで、ある商品を高く評価するコメントが掲載されていても、それがやらせではないとは限らないよね。
  • えー!じゃあもう本当に何を信じたらいいかわからなくなってきちゃいましたよ。
  • 大丈夫。ところで、○○くんは普段どんなメディアでニュースを見ているの?新聞とか?
  • 新聞はあまり読まないな…。ニュースはネットで見ることが多いです。
  • ネットは手軽で便利だからね。実はインターネットが普及してから新聞の発行部数は年々減少しているんだ。ただね、新聞ならではの強みもあるんだけど、わかるかな?
  • なんでしょうか?
  • 記者さんたちの「取材力」だよ。現場まで行って裏づけを取ったという情報の正確性があって、さらに発信・発行している地域にニーズのある情報を届けることができるんだ。例えば東日本大震災で新聞を印刷できなくなった石巻日日新聞が、手書きの壁新聞を作って、情報が遮断された地域に貴重な情報を提供し続けたってこともあったんだよ。
  • なるほど。情報を得るときには、それぞれのメディアの強みを把握して比較しながら利用するべきなんですね。
  • そうだね。さらにその情報には裏づけがあるか、誰かのチェックが入ったものかというところまで確認できるといいね。インターネットは便利なんだけれどそこの正確性を見るのが難しい。
  • ネットも新聞や雑誌のように誰かの最終チェックを入れることはできないんですか?
  • いい質問だね。インターネットでの情報発信を法律で規制することは簡単にはできないんだ。むやみに取り締まろうとすると、憲法で保証された表現の自由を制限してしまい、そうなると、今度は、「法」によって情報操作されてしまうんだ。
  • 難しいですね。もう本人の裁量でしかないんですね。うーん、じゃあ、正しい情報を見極める力が重要になってきますよね…。
  • メディアが発する情報を批判的に読み解く力を「メディアリテラシー」と呼ぶんだけれど、メディアリテラシーを高めるには、ふたつの「ソウゾウの力」が必要なんだ。
  • ソウゾウの力?
  • ひとつは「創造力」。批判的にものごとを見ることで、モノを創り出す力をつけるんだ。もうひとつは「想像力」。この情報はどこから来たのか、情報は人々にどのような影響を与えるのかという社会的責任までをも考える力。これを身につけられたら、情報の真偽や偏りを主体的に判断できるようになる。
  • 難しいですね…。
  • 日々情報に触れるたびに意識していくことが最初の一歩だね!
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