福岡大学理学部塩路 幸生先生のきっかけ
魚や動物の図鑑が真っ黒になるまで読んでいた。
小さい頃から生物に関心があり、魚や昆虫の図鑑を真っ黒になるまで読んでいました。しかし、大学は有機化学に進学しました。有機化学は生物とは直接関係はありませんが、有機化学の知識を使って生命現象を明らかにしたいとずっと思っていたからです。有機化学を利用すれば、生命を生命全体としてではなく、生命を構成している分子として理解することができます。 現在は、有機化学の知見を利用して、生命現象を理解するために、新しい分子を化学合成する研究をしています。有機化学の面白さは、思いがけない展開があることです。