2023年度 新学年スタート号

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リケジョのための
理工系学問が学べる大学特集
群馬大学 (群馬県)

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持続可能な社会や、
⾼度情報社会の基盤となる
モノづくりを担う女性人材を育成!

「学びたい」に答える「類・プログラム」

 群⾺⼤学理⼯学部は、2021年4月より「物質・環境類」と「電⼦・機械類」の2類8プログラム体制に⽣まれ変わりました。理⼯学の知識を基にした⾷品⼯学、化学と物理の融合した材料科学、電気と機械の融合した知能制御を学べるプログラムを新設し、SDGsに対応する持続可能な社会や、⾼度情報社会の基盤となるモノづくりを担う⼈材を育成します。
 群馬大学理工学部では、入学時は「物質・環境類」または「電子・機械類」に所属し、2年次以降に各専門(プログラム)を選択します。「類」とは理工学を学ぶための大枠。学問分野の壁にとらわれずに幅広く基礎を学ぶことができ、理学的知識・感覚と工学的応用力・発想力に加え、多角的な視点が身につきます。また、「メンター制」を設け、1年次からメンター教員(相談・世話役)がマンツーマンで指導。入学後さまざまな学問に触れ、さらに興味を深める人もいれば、入学時とは異なる分野に興味が移る人も多くいます。興味へのアプローチ方法は一つではありません。学生一人ひとりにメンターが付き、最適なプログラム選択や進路などについて相談できます。仮に第一希望のプログラムに入れなかった場合でも、興味のある分野へのアプローチ方法をともに考えてくれます。メンター制により、自分の適性や興味、将来についてじっくりと考え、教員と相談しながら学びを深められます。

未来社会で活躍する人材を育てる

 理工学部の学びでの特徴として、SDGsへの対応と問題解決型授業(PBL)があります。2021年4月から従来の伝統的な学術分野を背景とする教育プログラムに加えて、食品工学、材料科学、知能制御を学べる教育プログラムを新設しました。これからの時代は、SDGsに対応する持続可能で安心安全な地球・地域社会の創造とAI・IoT、ロボットや、ビッグデータ解析などを活用したSociety5.0の基盤となるモノづくりによる第4次産業革命の推進が必要です。理学的センスを持ちながら、工学的センスで実現することができる人材を育成し、SDGsに貢献していきます。
 もう一つの特徴である問題解決型授業(PBL)は、2年次の「課題発見セミナー」と4年次の「課題解決セミナー」で構成する授業です。「課題発見セミナー」では、企業見学、就労体験、体験発表会などを通して、「課題」を抽出し、その後の「課題解決セミナー」で課題解決に向けたグループワークを実施します。企業と連携して、学生自身で課題を発見・解決する取り組みを行う中で、社会で求められる実践的課題解決能力が養われます。また、3年次には科目「インターンシップⅡ」を開講し、自らの専門分野あるいは将来目指すキャリアに関連する企業・団体などでの就業体験を通じて、自らの適性やキャリアを明確にする機会も用意しています。

平均就職率は99%! 社会に出たあとのキャリアも支援

 女性学生が社会に出たあとのキャリアについても取り組みを行っています。学生は、就職に関するさまざまな相談に応じる、キャリアカウンセリング(個別相談)を受けることができます。大学・学部を選ぶこと自体、既に就職への第一歩ですが、低学年から就職を意識して学生生活を送ることが重要です。そこでプロのキャリアカウンセラーが、生涯設計を踏まえた幅広い相談に応じています。また、主に女性を対象としたキャリアアップセミナーも定期的に開催しています。
 こうした特徴から、群馬大学理工学部では、多くの学生が確かな学力を身につけ、社会に必要とされる人材に成長しています。実際、毎年多くの学生が、学会などでの研究発表会で優秀な成績を収めています。さらに近年平均99%という高い就職率(2021年3月卒業生・修了生は100%)としても表れています。

「女性学生に選ばれる」理工学部

 女性学生も学びやすく、研究しやすい環境づくりも重視しているため、「女性学生に選ばれる」理工学部として存在感を高めています。女性学生の割合は、国立大学工学部の平均が15.4%にとどまる中、群馬大学理工学部は30.2%(2021年度)に達し、さらに女性学生の大学院への進学率は50%にのぼります(2020年度)。女性学生の割合は専攻によって異なりますが、比較的女性学生の割合が少ない専攻の学生からも「所属学科の女性学生は2割ほどですが、実験やプレゼンを行う授業などでは男性と協力して取り組みます。人数の少ないことを感じることはほとんどありません。男女関係なくみんな仲が良いです」「実験や授業では、男女の区別なく協力して課題をこなします。お互いに分け隔てなく生活していて、とても仲がよいため、楽しく、協力しやすい環境です」という声が多く聞かれ、学部全体の男女仲の良さも特徴です。単純な男女比にとらわれず、安心して「学びたいこと」を学べる類・プログラムを選択してもらいたいと思います。
 群馬大学理工学部は、歴史と地域に根差した最先端の研究と教育を行っています。将来を創造する技術者、世界のだれも知らないことを発見・発明する研究者になれる環境を整備し、持続可能な社会・⾼度情報社会を支える人材を育成していきます。

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