渋谷の都市型キャンパスで芸術や
美への理解を深め、将来への力を得る
突き詰めたい美を見つけて造形を深め思考し、
伝える能力を磨く
実践女子大学 文学部 美学美術史学科は、渋谷と表参道の間の都市型キャンパスで、クリエイティブな感性を活かした学びが探究できることが魅力。日本、中国、西洋の過去から現在に至る美術作品を鑑賞し分析する美術史や、感性を高める美学・美術史・芸術学を多岐にわたって体系的に学び、専門的な知識を養います。具体的には、絵画、彫刻を中心に、デザインや映像メディアなど多種多様な芸術を対象とし、日本の文化に根ざす民俗芸能の分野など無形文化財についても研究。それらが生み出された社会・文化について考えることで、現代の社会についての考察力を高めます。
美術科教員になるための教職関連実技科目では、絵画、版画、デザイン、工芸、彫刻など、美術作品の創作も学ぶことができ、「中学校教諭一種免許状(美術)」「高等学校教諭一種免許状(美術)」の取得をめざします。博物館学課程と連携し、学芸員資格取得のための科目も用意しています。
古今東西の美術作品に親しみ多様な価値観に触れて、美術について言葉で表現し、伝える力を養います。そして、美の魅力を追求しながら、自分の眼で見て考える力を身につけます。それらは、不透明で複雑な現代社会を生きていく上でも、有効な能力になることでしょう。
基礎から自身の研究成果まで、
個々の興味に寄り添った4年間を提供
1・2年次では、日本、中国、西洋の各地域の美術史と美学、民俗芸能の基本知識を幅広く学んだ後に、興味のある分野を体系的に学びながら専門の研究に必要な知識や学び方を少人数クラスで体得していきます。アカデミック・ライティングや絵画・デザインの実技の基礎も履修可能です。3年次では卒業論文に向けて、各々の興味に沿った演習を履修し、美術作品について言葉で表現する力や文献の扱い方、発表力を養います。演習には、各地への見学旅行も含まれ、実地での研究も体験。そして、4年次になると専門知識や研究方法の集大成として、卒業論文を執筆します。
これらの学びの強い味方が、キャンパス内にある図書館です。美術・芸術関連の資料や雑誌、大型の美術書などが充実しており、より深い研究へと導いてくれる場所です。
リアルな美術と出会う「仏教美術史演習b」
日本・東洋の仏教美術の実地見学として、奈良・京都方面へ2泊3日の見学旅行を実施。授業では画像でしか確認できなかった作品が、どのような状況に置かれていて、どのように見えるのか、実際のお寺などを巡って実物を見ます。学生同士や教員と意見交換をすることで、作品への理解を深めます。