2025年度 新学年スタート号
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国際交流・留学に強い大学特集 岡山大学 (岡山県)

専門科目も英語
日本にいながらまるで海外留学

共通言語は英語
キャンパスの内外で国際交流

 岡山大学の「グローバル・ディスカバリー・プログラム(GDP)」は、総合型選抜入試により選ばれた、1学年60人の学生を対象とする4年間の学士課程プログラムです。世界中から集まる学生と国内高校の出身生が英語を共通言語として一緒に学ぶ国際プログラムで、「多様性」、「社会イノベーション」、「持続可能性」をテーマとした、英語で開講される専門科目群があり、日本にいながら本格的な海外留学をしているような学びを通して、グローバル社会で求められる真の胆力を鍛えることができます。
 GDPでは学生同士の協働・学び合いを大切にしています。事前に読んできた英語の文献をもとにしたグループディスカッションや、プレゼンテーションを多く取り入れています。さまざまな文化背景や経験を持つ学生同士が協力し、お互いの意見を伝え、学び合うことで、多文化への感性や課題発見力を高めます。講義のほかにも、希望者はチューターとして渡日まもない留学生をサポートする活動ができたり、国際学生シェアハウスで留学生と日本人学生が一緒に生活を送るなどの交流に応募できます。私室を確保しつつ4名が一つのユニットとして共同生活を送ることで、異国の言語や文化、生活習慣に接し、国際感覚を身につけることができます。

英語で文理の広い分野を学び、
日本語で専門分野を究める

 GDP生は、語学力や基礎学力などの条件を満たせば、GDPが英語で提供する専門科目と本学の9学部が主に日本語で提供する専門科目を履修することができます。1年次では、英語で提供される専門基礎科目を中心に複数の専門分野に触れ、徐々に専門分野を絞っていきます。2年次からは、GDPが英語で提供する専門科目を中心に学び、GDPの教員の下で卒業研究を行う「ディスカバリー専修トラック」と、本学9学部が主に日本語で提供する専門科目を中心に学び、その学部の教員の下で卒業研究を行う「学部・学科横断型マッチングトラック」に分かれます。いずれのトラックを選択した場合でも、4年次にはそれまでの学際的な教育を生かした卒業研究を行い、様々な専門分野を学んできた同輩の前で、英語で卒業研究の発表を行います。