この時代の地球社会に生きる
―大学で学ぶ意義
社会の変容が激しい時代において、変化に怯まず、自らの信念に基づいてその人生を設計するためには、相応の眼力が必要かもしれません。今、大学で学ぶ意義を問われれば、私は躊躇なく「個性を磨く」ことを第一に挙げます。多様性が尊重される現代社会で、没個性では社会の傍観者になってしまいます。一方デジタル社会では、情報へのアクセスが容易になったことで、誰もが同じ情報を入手して、同じ知見を持ち得るという知性の画一性が懸念されます。
私たちの信念や志とは、自身の個性を表したものと言えます。学生時代の学びや経験、実践の機会は個性を磨く土台となります。大学での修学課程の中で、いかに皆さんに個性を磨く学びの場を提供できるか、上智大学の挑戦が続いています。
地球市民として生きる基盤を創る
皆さんには、本学の教育精神でもある「ForOthers,With Others」を常に意識して欲しいと思います。大学卒業後の人生において、皆さんは地球社会の中に身を置き、いくつものステージを自ら設定していくことになります。他者に寄り添いながら自身の夢に向かい、信念に基づいて生きていこうとするとき、そのステージアップは常に新たな学びに支えられます。その基盤となるのは、精神性と身体性から人を理解し、社会との関係性において自己の立ち位置を確認すること。そして思考力、表現力、データサイエンスなど、現代社会を生きるリテラシーを備え、地球社会にある課題を認識・展望しながら、解決に向かって挑戦的な経験をすることです。
私たちが掲げる「基盤教育」とは、まさにこれらの資質、教養と学科カリキュラムによる専門性を結合させることで、充実した人生を送る、社会に貢献する基盤の創出を目指します。
個性を磨ける大学
本学では、全学生の1年次に科目「思考と表現」「データサイエンス」を必修化しています。その後もデータサイエンスを実践的なレベルに到達させる体系や、表現力として高度なプレゼンテーション力や交渉力を養う体系も用意されています。2023年4月には、大学院に応用データサイエンスの修士課程も開設します。また、豊かな国際ネットワークにより、グローバルリーダーとの対話・議論の機会や、ニューヨークなどでの国連研修や、国際機関、グローバル企業、NPO法人などでのインターンシップ、さらにアフリカや東南アジアなど現地で学ぶ機会も用意しており、新たな動機付けとなり得る挑戦的な経験の場を提供しています。世界340大学を対象とする交換留学の行き来も、一時コロナ禍での中断を余儀なくされましたが今は再開・活性化しています。
皆さんに個性を磨く学びの場を提供し続ける個性的な大学として、その存在意義を発揮してまいります。
上智大学の一般選抜
2023年度一般選抜は、TEAPスコア利用方式（全学統一日程入試）、学部学科試験・共通テスト併用方式、共通テスト利用方式（3教科型・4教科型）の3方式で実施します。各入試方式の詳細は、「一般選抜要項」（上智大学Webサイトで公開中）をご参照ください。動画での概要紹介もご覧いただけます。
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一般選抜 TEAPスコア利用方式（全学統一日程入試）
事前に受験したTEAPまたはTEAPCBTのスコアと、上智大学独自の教科・科目試験の結果で、総合的に合否判定を行う選抜方式
出願期間
Web出願期間：2023年1月4日（水）～1月18日（水）
書類提出期限：2023年1月19日（木）消印有効試験日程
2023年2月3日（金）
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一般選抜 学部学科試験・共通テスト併用方式
大学入学共通テスト（任意提出した外国語外部検定試験結果を含む）と、上智大学独自の学部学科試験の結果で、総合的に合否判定を行う選抜方式
出願期間
Web出願期間：2023年1月4日（水）～1月18日（水）
書類提出期限：2023年1月19日（木）消印有効試験日程
2023年2月4日（土）～2月7日（火）
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一般選抜 共通テスト利用方式（3教科型・4教科型）
上智大学の独自試験は行わず、大学入学共通テストのみで合否判定を行う選抜方式
出願期間
Web出願期間：2023年1月4日（水）～1月12日（木）
書類提出期限：2023年1月13日（金）消印有効