法律・政治系統

12法学
  • 法律の解釈や運用を学び、法的なものの見方を養う
12法学
法律の解釈や運用を学び、法的なものの見方を養う
法学は、人間生活全般に関わる「法律」について、その成り立ちや解釈を学び、社会の問題に対する的確な理解と合理的な解決策を探る学問です。日本の法律は、基本六法(憲法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法)を根幹とし、そのほかにも行政法、労働法、経済法、税法、国際法など膨大な法が制定されています。短大の場合、基本六法の中では憲法・民法・商法など国民生活と関わりの深い分野に重点が置かれ、将来企業活動の中で役立つ経営法学関連の基本知識を幅広く習得できるようにしています。

就職先は、流通業、金融・保険業、製造業など幅広い分野の企業におよびます。公務員になる人や、司法書士、行政書士、社会保険労務士などをめざす人も少なくありません。中学校教諭二種免許(社会)を取得して教員になる人もいます。

経済・経営・商学系統

13経済学
  • 社会活動の根幹となる「経済」を学ぶ
13経済学
社会活動の根幹となる「経済」を学ぶ
経済学は、国家や地球規模の経済問題を学ぶ学問です。景気の変動を生産・流通・消費などの経済活動から分析したり、経済の基本的な法則性を見出すなど、経済の発展が主目的です。主に経済原論、経済学史、経済政策論、金融論、マーケティング論など、経済の理論・実証・歴史に関するものを学びますが、簿記・経理実務、コンピュータの理論・操作・プログラミング、国際化や環境問題についての学問や地域性を取り入れた特色ある学問など、特色のある専攻やコースを設置している短大もあります。

専門知識を生かせる職場として、流通・サービス業や金融・保険業を選ぶ人が大半です。公務員になる人や製造業に就職する人も少なくありません。中学校教諭二種免許(社会)を取得して教員になる人や、公認会計士、税理士などをめざす人もいます。

14経営学・商学
  • 経営の仕組みや
    ビジネスを学び、
    実践力を身につける
14経営学・商学
経営の仕組みやビジネスを学び、実践力を身につける
「経営学」は、企業の経営・管理を対象とする学問で、経営理論や経営情報処理を重点的に学ぶほか、商学、経済学、情報処理などについても幅広く学びます。マーケティングやビジネス実務、ビジネスコミュニケーションを学べる短大や、さまざまな業種に関連する知識や技術を修得できる短大もあります。「商学」は、主に流通分野について学ぶ学問です。商品の流通経済の分析・研究を中心とする商学をメインに、経営学や企業の経営管理に欠かせない会計学についても学びます。簿記などの資格取得をサポートする短大もあります。

銀行・証券会社などの金融業のほか、保険会社、商社、貿易会社や流通・サービス業へ就職する人が大半です。家業を継ぐ人も少なくありません。中学校教諭二種免許(社会)を取得して教員になる人や、公認会計士、税理士などをめざす人もいます。

15経営情報学
  • 現代の企業経営に
    不可欠な情報処理と
    情報管理を学ぶ
15経営情報学
現代の企業経営に不可欠な情報処理と情報管理を学ぶ
経営情報学は、コンピュータによる情報システムを経営にいかに有効に活用するかを研究する学問で、現代の企業経営に必要不可欠な情報処理と情報管理の能力を備えた人材の育成を主目的としています。プログラミング、情報科学、システム設計、ネットワーク、データベース、ウェブ関連など、情報システムの設計・運用に必要な専門科目に加え、経営学・商学・会計学・経済学・情報学などの基礎知識を学び、さまざまな情報から企業や経営にとって意味のある情報を見つけ出し、問題解決に活用できる能力を身につけます。

経営についての知識とコンピュータや情報処理に関する知識・技術を生かせる職場は非常に多く、各種製造業、流通・サービス業、金融・保険業などを中心に、ほとんどの業種が就職先の候補となりえます。

16秘書学
  • 幅広い教養を身につけ、即戦力となる実務能力を磨く
16秘書学
幅広い教養を身につけ、即戦力となる実務能力を磨く
秘書学は、幅広い教養や判断力、品位を身につけるとともに、ビジネス実務に必要な専門知識や技術を習得し、実社会で即戦力として活躍できる人材の育成を主目的とする学問です。一般企業の事務職に必要な経理や情報処理を学ぶビジネス実務、医療機関での受付や事務処理などを学ぶ医療事務、ホテルやエアライン、販売などの接客スキルを学ぶサービス実務など、専門的に学ぶ内容は学科・コース・専攻により異なります。英語のコミュニケーション能力を高めるための国際系コースを設置している短大もあります。

身につけた実務的技能を生かせる職場は多く、就職先の業種は多岐にわたります。観光業や航空会社へ就職する人もいます。医療事務、医療秘書、メディカルクラーク、情報処理士、ビジネス実務士などの資格を取得して、資格を生かせる職場で活躍する人もいます。

社会学系統

17社会学・社会福祉学
  • 社会の仕組みを学び、
    社会の未来を考え、
    支える
17社会学・社会福祉学
社会の仕組みを学び、社会の未来を考え、支える
「社会学」は、人間の集団と関わりのあるすべての事象を研究対象とし、社会で起きている現象や諸問題を取り上げて分析して、提言や注意喚起を行うための学問です。情報の収集・分析手法を身につけるため、情報学的な内容も学びます。「社会福祉学」は、少子高齢化やヒューマンサービスの多様化に対応して、福祉・介護・児童・地域などを学ぶ学問です。主な専門科目には、社会福祉学概論、社会保障論、社会事業史、障がい者・児童・老人福祉論などがあります。学科・専攻・コースにより専門領域が異なります。

学んだ知識を生かせる業種・職種は多く、就職先の業種は多岐にわたります。一般企業に就職する人だけでなく、公務員になる人や、福祉施設・介護施設などで働く人も少なくありません。社会福祉士、介護福祉士の資格取得をめざす人もいます。

18観光学/文系その他
  • 観光を文化と産業の
    両面から学び、
    実務も体験する
18観光学/文系その他
観光を文化と産業の両面から学び、実務も体験する
観光学は、「現代における観光の役割」「観光地での地域文化との触れ合い」「ホスピタリティの重要性」など、観光と関わりをもつ社会現象に関連する研究を行う学問です。観光を地理学、経済学、社会学、人類学などさまざまな学際的見地からとらえ、豊かな観光文化を築くための探究を進めることにより、「いかにして、より満足できる観光を実現するか」といった課題に取り組みます。旅行業務やホテル関連を中心に、観光学総論、観光資源論、ホテル実務、観光実務英語などを学び、ホテル実習・ツアー実習なども行われます。

旅行代理店・ホテルなどの旅行・観光業界や、レジャー産業、交通運輸業、航空業、流通・サービス業、金融・保険業などに就職する人が大半です。国内旅行業務取扱管理者や総合旅行業務取扱管理者の資格取得をめざす人もいます。

国際関係学系統

19国際関係学
  • グローバル化が進む
    世界を広い視野で
    考える
19国際関係学
グローバル化が進む世界を広い視野で考える
国際関係学は、グローバル化が進む中で、複雑に絡み合う国際的な諸問題を多角的な視点から研究する学問です。短大では、世界の文化や国際関係を理解し、語学や国際感覚を生かし、国際的な活躍も視野に入れた分野を中心に学びます。英語をはじめとする語学に加え、「異文化理解」や「コミュニケーション」がテーマとなります。観光やビジネス、エアラインなどの専門性の高い学科・専攻・コースを設けている短大や、中学校教諭二種免許(英語)を取得できる短大もあります。

旅行会社や航空関係、ホテル業界などへ就職する人だけでなく、学んだ知識や語学力を生かせる職場として、商社、金融・保険業、流通・サービス業などを希望する人もいます。一般企業でも、語学力や国際感覚を必要とする企業や部署は数多くあります。

情報・メディア系統

20情報学・メディア学
  • 高度に情報化する
    社会に役立つ知識と
    能力を習得する
20情報学・メディア学
高度に情報化する社会に役立つ知識と能力を習得する
「情報学」は、情報技術の理論・知識と情報の収集・解析などの実践的技術を習得し、情報を活用した問題解決手法を学ぶ学問です。情報処理技術をマスターし、実社会で活用するために必要なスキルを身につけます。「メディア学」は、映像・音声・文字・写真などのメディア全般について機能や特徴、役割を学ぶとともに、デジタル表現を中心としたモバイル機器やインターネットなどに関連した情報発信技術などを学ぶ学問です。新しいコンテンツを生み出すクリエイティブな分野で活躍できる人材の育成も目的のひとつです。

学んだ知識を生かせる職場として、IT関連企業に就職する人や、一般企業の情報関連部門などで活躍する人が大半です。システム管理者、システムエンジニア、プログラマー、ウェブデザイナーなどの専門職として活躍する人もいます。

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