「人間の時代」をけん引する!
文化情報学部のデータサイエンス
技術や情報化が高次元で進む一方で、様々な社会問題も抱えるこれからの「人間の時代」こそ、人が本当に何を求め、何を幸せと感じるのかを理解した上で、社会を構築することが大切です。こうした人間の本質を理解するには、古来から現在、未来へと続く人間の営みと、その背後にある叡智(=文化)を研究することが重要です。
本学部では、芸術から経済活動などの社会の動きまで、人間の営みすべてを「文化」と捉え、自然科学の対象ではなかった「文化」を「データサイエンス」の手法で探究します。サブカルチャーや歴史、ファッション、メディア、認知、心理、教育、言語などのきわめて多様な「文化」と、統計学や情報学などの知識を活用してデータから新たな価値を引き出す「データサイエンス」を結びつけることで、新たな視点から人間の本質を追求します。
これらの探究活動を通じ、人文・社会科学と自然科学を含むあらゆる「知」の融合である「総合知」を創出し、これからの「人間の時代」に社会が抱える課題を的確に捉え、総合的な課題解決に導いていく人材を育成していきます。
体系的かつ実践的な教育プログラム
文化情報学部では、文系・理系の垣根を越えた「文化情報学」の学びのため、文化、データサイエンスの科目を偏りなく履修します。また、3年次から所属する研究室は24の多彩なテーマを揃えており、自身の興味に沿って探究活動を行うことができます。さらに、演習形式、発表形式、プロジェクト形式のような双方向型の科目や、卒業生が活躍する企業から招いた講師による講義等、企業と連携したプログラムを多く組み込んでいます。
文化クラスター科目群研究対象となる文化を理解する
歴史や文学などを学ぶ「文化資源学科目」、ことばに迫る「言語データ科学科目」、人の行動のしくみを学ぶ「行動データ科学科目」を配置し、文化への知見を広げます。
データサイエンス科目群データサイエンスの研究手法やその理論を学ぶ
「データ分析科目」「基礎数理科目」「情報・コンピュータ科目」を基礎・応用・発展レベルで体系的に配置し、データサイエンスの専門性を高めます。
体験型教養科目様々な形での体験を通して広い意味での教養を身に付ける
「文化体験科目」「企業体験科目」「海外体験科目」「カレント・トピックス」で様々な体験や知見を得ます。
卒業生の進路 文化情報学部の卒業生は大きく2つに分けられます。
1
データサイエンスの知識を利活用できる
『ハイレベルユーザー』
情報通信、メーカー、金融などを中心に様々な業種の企業などに就職し、物事を俯瞰的にとらえ、数的に分析できる力をもった人材として活躍しています。
2
データサイエンスの手法を極めた
『ディベロッパー』
大学院進学後、研究開発職に就いたり、大学で身に付けた専門的な知識・技能をもってITベンダーやメーカーなどでデータサイエンティストとして活躍したりと、専門性を活かしたキャリアを歩んでいます。