文理融合の新たな視点から「観光」を捉える
人口減少社会に直面している現在、地域を構成する環境・社会・経済等のさまざまな領域への理解を深め、幅広い知識と技術を身に付けたうえで、それらを有機的に統合し、よりよい未来の実現のために各分野の人々と協働して「観光まちづくり」の提案・実践に取り組む人材が、各地で求められています。
文系・理系の垣根なく柔軟に科目を選択することができるカリキュラムと、少人数単位で分野横断的な共同作業に取り組む演習科目を学びの柱とする「國學院大學・観光まちづくり学部」では、多様な側面から地域に貢献することができる人材の育成を目指し、理論と実践の両面から“地域を支える学問”を追究していきます。
PICK UP! 理系分野からアプローチする「観光まちづくり」
■データサイエンス
データ分析・解析手法を習得するために、基礎となる「線形回帰」を用いた演習に取り組みます。また、「観光まちづくり」で地域社会のさらなる発展を目指す際に、様々なアイデアやコンセプトを実現させるための道具となるICTやデータサイエンスについて、理解を深めていきます。
■地理空間情報分析
空間上に分布する特徴を見出して分析を進めていく過程で、データの活用方法を習得する科目が「地理空間情報分析」です。
現在、分析ツールとして広く使われている「地理情報システム（GIS）」を用いながら、特定エリアの位置情報とそれに紐づく事象のデータをもとに、有益な知見や発見を獲得していく「地理空間情報分析」への基礎的な理解を図るとともに、空間データの具体的な分析・活用方法について、学んでいきます。
■交通計画
人々が移動するメカニズムや、都市と交通の歴史などを念頭に置いた上で、採算が合わない公共交通の維持や交通渋滞の解消といった、交通に関する社会課題に着目し、それらを解決へと導いていくために必要となる、各種調査手法や統計解析の基礎知識を身に付けていきます。
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