富山県立大学は工学系の単科大学として誕生し、「工学心」あふれる若いエンジニアやリサーチャーを数多く育成、輩出してきました。現在でも、工学について高い専門性と幅広い知識をもった教員、充実した実験・研究設備等がその学びの質を「ドンドンマスマス」高めています。
特に少人数によるゆきとどいた教育姿勢のもと、教員一人あたりの担当学生数は1年次の10名~15名程度を最大として、学年が上がるほどにきめ細やかになり、専門ゼミや卒業研究では教員一人あたり学生2~3名のみを指導する形となります。この徹底した少人数教育により、学生は基礎学力はもちろん、人間力・実践力・創造力を養うことができます。また、全ての学年のカリキュラムに実験を多く設けており、学生が自らの力で未知の分野の技術を開拓する能力の育成を図っています。
工学部の学科編成も、時代の最先端の要請に応じて日々進化しています。例えば、2017年には全国で初となる医薬品の製造・開発などを研究する「医薬品工学科」を開設。2020年には「電子・情報工学科」を「電気電子工学科」と「情報システム工学科」の2学科に再編拡充しました。さらに、2022年には、「知能ロボット工学科」及び「情報システム工学科」の入学定員を拡充するなど、発展を続けています。
現代社会は、工学に対する要請がより広範囲に、より複合的に日々変化し続けています。その変化にスピーディーに対応し続ける富山県立大学工学部の学生は、常に時代に合った学びを得ており、地域及び社会に貢献できる人材に成長していくことができます。
工学部の学科拡充による学生数の増加に対応するため、2020年4月、射水キャンパスに9階建ての新校舎「中央棟」が竣工し、供用を開始しました。富山県のアルミ技術を活かしてデザインした地域のランドマークとなるシンボル的な外観や、教員や学生の交流を創出する、明るく開放的な「吹抜けホール」や「アカデミックモール」が特徴です。学生の利便性や快適性にも配慮しており、いっそう充実した魅力あるキャンパスライフを送ることができます。
学生のキャリア形成に繋がる実践的なプログラムを入学から卒業まで実施し、生涯にわたり着実なキャリアを形成する力を養成します。