2024年度 大学受験 いざ、挑戦
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データサイエンスに強い大学特集 一橋大学
ソーシャル・データサイエンス学部

データで社会を科学する。

データサイエンスの専門知識やスキルといった理系的基礎の上に、ビッグデータを処理・分析して新たな価値を生み出し、現代社会の課題解決に貢献できる文理融合型の人材を育成します。

複雑かつ急速に変化する現代社会の
課題を解決できる人材とは

 現代社会が直面する多様な課題は、複雑かつ急速な変化をし続けています。そのような課題を解決できる人材を養成するには、「社会科学」のみ、「データサイエンス」のみの教育では、不十分と言えます。なぜなら、社会科学の知見のみでは課題解決や意思決定のための十分な材料が得られず、データサイエンスの知見のみでは解決可能な社会課題の範囲が既存のデータで扱える課題に限定されてしまうからです。そこで一橋大学では、社会科学とデータサイエンスを融合させた教育研究を行うため、「ソーシャル・データサイエンス学部」を新設しました。本学部での学びを通じて、社会科学の理論を用いてビジネス上・政策上のさまざまな課題を抽出し、データサイエンスの技術でそれらの課題を解決するための必要なデータを収集・分析するとともに、改めて社会科学の理論を用いて社会実装・意思決定のための示唆を得ることで、社会に貢献していく人材が養成されます。

3領域の体系的な知識を、
演習を通じて実践的に融合させる

 本学部の学生は、1・2年次よりビジネス領域、社会課題領域、データサイエンス領域(統計、情報・AI、プログラミング)の3領域を系統的に学修します。そして、3年次以降のPBL演習やゼミナール等では、それらの知識を総動員し、具体的課題とそれを解決するための方法の設定、データ分析、分析結果からの含意の抽出、含意を現実社会で活用するためのプレゼンテーションの実施などを行うことで、修得した知識を実践的に融合させます。このような能力を身に付けた卒業生は、たとえばシステム設計者やデータサイエンティストなどの「開発・マネジメント型人材」、政策分析担当者やアナリストなどの「分析・マネジメント型人材」として、社会に貢献していくことができるでしょう。

学びのTopic
PBL演習 (PBL:Project-Based-Learning) 3年次
必修

企業や政策機関などから問題意識とデータの提供を受け、学生が具体的課題を設定してデータ分析を実施。その結果から、含意の抽出と社会での活用方法を考察してプレゼンテーションを行います。これらを通じて、多様な知識を融合する経験や、実務家からのフィードバックを得ることができます。