2024年度 大学受験 いざ、挑戦
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データサイエンスに強い大学特集 名古屋市立大学
データサイエンス学部

データに秘められた力を発見し、
社会に還元する能力を養う

データサイエンスの教育研究拠点をめざし、2023年4月に開設された本学部。一歩先の未来社会での活躍を見据えた能力を身に付け、様々な分野で活躍し世の中の発展に貢献できる人材を養成します。

本学の特徴を活かし、「IT」「ビジネス」「医療」の
3分野におけるデータサイエンスを学ぶ

 2023年4月に設置された本学部では、多様な分野のビッグデータを社会課題の解決に活用するため、データ分析に関わる統計学や情報工学の理論、社会理解に資する経済学の基礎理論、活用分野の知識、データ収集・分析手法に関わる知識や技術を習得します。さらに、データを活用したPBL(課題解決型学習)などの演習、卒業研究などを通じて、社会と地域の課題の発見、解決策の立案に取り組み、社会においてデータサイエンスを活用する実践的な能力を養成します。
 1年生で履修する全学教養教育科目の他、専門科目としては1、2年生でデータを活用するために必要な統計学、数学、情報工学、経済学の基礎理論を学習します。3年生では、より高度な理論や情報処理技術を身に付けるとともに、データサイエンスの活用分野として、「IT」「ビジネス」「医療」の3分野におけるデータサイエンスの応用を学びます。これは、文・理にわたる7つの研究科・8つの学部、5つの大学附属病院※を有する総合大学であることを活かした本学部の大きな特徴。こうした学びを4年生の卒業研究につなげることで、データ活用の実践的能力や知識を養成します。 ※2023年4月現在

PBL演習で鍛えた実践力を卒業研究へつなぐ

 2、3年生ではPBL演習を開講し、実践的かつ主体的な学習を実現します。学内・学外との連携のもと「IT」「ビジネス」「医療」の実際のデータを活用して、データサイエンスの応用を学修していきます。

  • 2年前期PBL演習1
  • WEB等で公開されているオープンデータをもとに、初等レベルのデータ分析を実施します。結果や課題を考察し、入門的なデータ分析手法を通して、課題解決の体験をします。
  • 2年後期PBL演習2
  • 学生を情報分野、経済分野、医療分野の3つのグループに分け、各分野の課題について、データ取得、分析、結果の考察を行い、成果発表を実施します。グループワークにおける基礎的なデータ分析手法を用いた課題解決能力を身に付けます。
  • 3年前期PBL演習3
  • PBL演習2に引き続き、学生グループで課題解決演習を行います。産業界や公共団体、医療関係などから提供された課題に対して、グループワークレベルでの実務的なデータ分析による課題解決の体験をします。
  • 3年後期PBL演習4
  • 教員の指導のもと、学生自身がこれまでの学習経験に基づき主体的に課題を設定し、その解決のためのデータ取得や分析を試行します。このプロセスは、学生の能動的な課題発見・課題設定能力を向上させ、卒業研究への橋渡しとなります。
Topic
課外プロジェクト

行政、産業、学術などの現場での課題抽出や課題解決の体験を行うためのプロジェクト。「1年生のうちから実際のデータを活用し教員と近い距離で活動できる点がいい」と先輩たちにも好評です。