SELF BRAND 2024
<特集TOP
6

本学のブランド 奈良女子大学

日本の女子大学初の工学部を有し
自分らしく探究することができる大学

日本の女子大学初の工学部が目指すもの

 奈良女子大学は日本の女子大学として初の工学部を令和4年4月に開設しました。現在の日本は、世界と比較しても女性の工学分野への進出が遅れており、この工学部設置は女性が活躍できる場を広げることを使命とする女子大学としての取り組みです。
 この工学部は専門を超えた協働を可能にするために「工学科」の一学科体制としており、女性にとって魅力的な工学教育を目指してカリキュラムを設計しています。学びの特徴には、情報技術社会の基礎になる理数科学に人文社会学や芸術を加えた「STEAM教育」、多様な教員と学生が共創する場としての「PBL演習」、入学後に専門分野を選べる「自由な履修制度」などがあります。これらで分野を超えた学びを経験しさらに専門分野を学ぶことで、学生一人ひとりの興味から十人十色のキャリアを形成し、未来を拓くエンジニア・イノベーターとして社会に羽ばたき、これまで社会になかったものを実現してほしいと願っています。

新分野を開拓する専門教育と
企業との連携教育

 工学科の専門分野には、個人に適したデバイスやシステムを造り出すことを目指す「人間情報分野」として生体医工学・情報エリア、安全で持続可能な環境設計や機能性素材の開発を目指す「環境デザイン分野」として人間環境・材料工学エリアがあり、これらの分野を横断しながら新しい領域の研究に取り組むことが可能です。また、幅広く実践的な知識を深めるために、企業と連携した教育を積極的に取り入れており、DMG森精機株式会社やソニーグループ、京都機械工具株式会社、住友重機械工業株式会社に加え多くの企業と連携した授業を実施しています。

自分らしさに向き合える
落ち着いた教育研究環境

 奈良女子大学には文学部、理学部、生活環境学部、工学部の4学部と大学院人間文化総合科学研究科があり、女性だけの環境で、「自分は何が好きなのか」「自分は何をやりたいのか」について、「女性らしさ」の期待(束縛)から開放されて追究することができます。全国各地から多様な学生が集まることで、違いを認め合い、一人ひとりが「個人」として当たり前に尊重される風土が作られており、緑豊かで穏やかな雰囲気のキャンパスの中、自分らしく学生生活を送ることができます。
 在学生おすすめポイントの1つが、教員との距離が近くきめ細やかに質問等を聞いてもらえることです。奈良女子大学では学生一人ひとりに教員の目が行き届く少人数教育を行っており、疑問に思ったことをすぐ質問できるだけでなく、研究者である教員と日常的に雑談もできるようなリラックスした雰囲気の中で意外な知見を得られることもあります。
 卒業後については、何事にも真面目で誠実に取り組む本学の学生の伝統的な気質が社会に出た後も高く評価されており、優良企業から大学ルートでの採用をいただくことも多いです。また、きめ細やかな指導から大学院へ進む学生が多いのも特徴で、在学中に安心の就職・進学サポートを受けることができます。

高校生・受験生へのメッセージ

学生一人ひとりの個性が尊重される環境で、それぞれの関心に応じた教養教育と基礎教育、そして専門的な研究を通じて自ら探究することを、奈良女子大学は伝統としています。オープンキャンパス等を通じて、教育・研究内容やキャンパスの雰囲気など“ならじょ”の魅力を知ってもらえれば幸いです。