地域社会の時代を創る
「知」と「技」
学生⇒専門技術者へ
前橋工科大学の歴史は短期大学時代を含めて70年を超え、伝統となった先進的教育は着実に受け継がれています。地域に密着した取り組みは、「中小企業と積極的に協力する大学」全国一位と紹介され(日本政策金融公庫論集第44号)、地方公立大学として常に先進的な取り組みを実践しています。
本学では、建築・都市・環境工学群と情報・生命工学群の2つの学群を設置しています。1年次では工学基礎科目、学群共通科目を受講し、年次が進むにつれ応用を学び、研究室に所属するとさらに高度で実践的な研究に取り組み、自己の進路に照らした課題研究を行います。学生から専門技術者へ、その過程をしっかり歩めます。
また、実践的な学びには欠かせない学修設備も充実させています。建築設計を学修するための個人専用の製図台の設置や、学生が自由に利用できるPCルームも4部屋完備。土木、建築研究のための大規模実験棟や、生物工学などで利用する実験機器も揃え、専門技術者へと向かう学修のための環境を整えています。
建築・都市・環境工学群と
情報・生命工学群の学び
2年次からは各プログラムで専門分野を学びます。建築・都市・環境工学群ではインフラ・ストラクチャーから生活環境まで、持続的社会建設の実現に必要な知識と実践力を修得する「土木・環境プログラム」、建築的要因について工学的、環境的、美学的、さらに社会的視点から取り組む「建築都市プログラム」、生活空間と情報空間のデザインを学ぶ「工学デザインプログラム」があり、公共構造物などや生活空間などを工学的にデザインする技術者を育成します。
情報・生命工学群では現代社会で重要性を増す情報・データサイエンスの基礎を学ぶ「情報システムプログラム」、最新の工学技術と医療を統合し、医療機器、福祉介護機器の開発技術に必要な知識と応用力を修得する「医工学プログラム」、生物学の幅広い領域を基盤に、食品や医薬品の開発、人間生活の様々な営みに寄与する技術を学ぶ「生物応用プログラム」の3つのプログラムを用意しています。この学群のおもな学びの対象は、データサイエンスとライフサイエンスです。情報科学・生命科学・ロボット技術と、微生物から人間までさまざまな生きもののもつ優れた機能の利用によって、よりよい社会をつくる技術者を育成します。
卒業生は建設業、情報通信業、官公庁など人々の生活を支える仕事に就き、社会で活躍しています。また、大学院へ進学してさらに研究を進める方もいます。