2025年に新病棟が完成
進化を続ける「超スマート医療」を推進する大学
医・薬・看を「相互に理解しあう」
医療系総合大学の学び
■広がる研究と学びの場
大阪医科薬科大学は、大阪医科大学と大阪薬科大学のふたつの大学が統合し、2021年、医学部・薬学部・看護学部に3000人を超える学生が学ぶ医療系総合大学として生まれました。
■ベストホスピタルに選出された施設で実習
大阪医科薬科大学病院は、先進医療を提供する特定機能病院であるとともに、903の病床を有し、32の診療科と16の中央診療部門を備えた地域医療の中核病院です。米Newsweek誌のベストホスピタルに選出され、「日本医療機能評価機構病院機能評価一般病院3」に認定されています。最新設備やAIを導入し、ハイレベルな医療サービスを提供しています。充実した施設を備え、多様な症例に対応する大学病院での臨床実習を通して、実践的な知識と技能を磨くとともに、医療人としてのプロフェッショナリズムを学んでいきます。
■進化を続ける医療施設
2022年夏に開院した新本館A棟につづき、2025年には新本館B棟が完成予定。病院新本館は、「超スマート医療を推進する大学病院」をコンセプトに掲げています。「超スマート医療」施設とは、積極的に活用するとともに高機能な設備を備えており、医師をはじめとする医療従事者が診断・検査・治療に優れた技量を発揮し、患者さんに快適な環境で最高の医療を提供できる病院を意味します。
■地域包括ケアシステムを理解する
現在の医療は、地域の医療施設が役割を担い、地域全体で患者さんに対応する「地域完結型」医療へとシフトしています。本学は、急性期は大学病院、慢性期・回復期は三島南病院、在宅は訪問看護ステーション、予防・検診は健康科学クリニックが担当する「地域包括ケアシステム」を確立させています。実際の患者さんの流れを知ることで、地域包括ケアシステムへの理解を深めることができます。
■14の国際交流協定校
本学では、グローバルな感覚を持った国際的に活躍できる医療人の育成を目指し、海外の14の機関と国際交流協定を締結しています。
医療の本質を学ぶ「医学部」
■新カリキュラムで臨床実習の時間数は計64週
1年次の「早期体験実習」から、4〜6年次のクリニカル・クラークシップ（診療参加型臨床実習）まで、継続的に現場経験を積みます。
・早期体験実習
1年次に大学病院の外来患者をエスコートしたり、病院各部署の業務の一端を経験・見学することで医師だけでは成立しない医療の成り立ちを体験し、6年間の医学の学びの基本を身に付けます。
・クリニカル・クラークシップ
学生が主体となり、患者さんとの関わりの中から臨床を学ぶ実習方式です。医療チームの一員として数名の入院患者さんを担当し、指導医のもとで診察・検査・治療を行います。
臨床と研究を学ぶ「薬学部」
学内の模擬薬局や模擬病棟を利用した「臨床教育プレ教育」だけでなく、医学部・看護学部と合同で行う高知県での「多職種連携地域医療実習」など、学内外に多くの臨床の現場が用意されています。臨床体験では実際の患者さまと接したり、様々な分野や職種の方との連携を通じ、多様な現場で自らの力を発揮するための適応力を身につけます。
■4年次から全員が研究室に所属
4年次からは薬学部の学生全員が研究室に所属し、自分のテーマに沿った研究を行います。自分の興味や好奇心を生かして「正解のない問い」に挑むことも、重要な学びです。
また、研究室での経験は、研究部門や企業の製品開発・品質管理部門への進路拡大など、多くの学生にとって将来の道を見つける機会にもなります。
多職種連携で学ぶ「看護学部」
同じテーマを医学部、薬学部と看護学部の学生が討議したり、実習を通して共に学び、チーム医療の基礎力を養います。また、臨床現場でも通用する実践的能力を育てるため、病院の看護部も参加する教育体制（ユニフィケーション体制）を構築し、質の高い看護教育を学べます。実習施設も1〜3年次は、大学敷地内にある病院を中心に、各領域にわたる実習を行います。4年次には大学病院の他、地域の病院、訪問看護ステーション、空港検疫所、学校など看護職者が活躍する様々な現場で実習を行います。
■看護師と保健師・助産師への挑戦も可能
「看護師国家試験受験資格」を全員が取得できるほか、必要科目を選択することにより「保健師国家試験受験資格」や「助産師国家試験受験資格」の同時取得が可能なカリキュラムを用意しています。
高校生・受験生へのメッセージ
医学部・薬学部・看護学部共に1年次からの臨床実習で「医療人としてのプロフェッショナリズム」を醸成する学びが本学の特徴です。患者さんに対して心を込めて接し続けられる医療人をめざしてください。また、各学部で用意している奨学金制度もご利用いただけますので、ぜひ本学で医療人をめざしてください。