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注目のデータサイエンス特集 お茶の水女子大学

工学に文系の知恵を組み合わせ、
社会と共に未来を創る共創工学部がスタート!

「文化」の問題、「人間と環境」の
問題に取り組む2つの学科

 共創工学部(2024年4月開設)は、人間を取り巻く現実世界の様々な問題をデータサイエンスの力で解決していく新しい形の工学を、本学伝統の少人数教育において展開します。人間の本質を反映する「文化」の問題に取り組む文化情報工学科と人間中心の工学技術で「人と環境」の問題に取り組む人間環境工学科の2学科があります。

人の思考・表現・行動・文化をデータ化して解析し、
新たな文化創造に挑む

 文化情報工学は、情報や計算機を利用してさまざまな学問や社会の問題を解決する分野です。特に文系理系の分断を背景としてこれまで結びつけられることの少なかった人文学に注目し、そこに情報・計算機技術(データサイエンス)を適用していくという点に、文化情報工学科における学びの最大の特徴があります。例えば、歴史文書や絵画資料をデジタル化することにより、計算機を用いた大規模な解析が可能となり、従来の人手に頼った方法以上の精度での分析が実現できます。
 文化情報工学科では、人文知と工学的技術を協働させて、人間の文化に関わる課題を見出す力、新たな文化や価値を考案し、それを作品や表現として具体的なかたちにする力、文化のイノベーションのために、文系理系の垣根を越えて様々な人々との対話を通して社会での実践を図る力を磨くことができます。

社会の困りごとを改善し、
新しい発想の技術を創り出す

 多くの技術のお陰で私たちの生活は改善され社会が発展してきました。しかし、一部の人々には使いにくい技術、社会や環境に良くない影響を与える技術もあります。これらは速やかに改善する必要があります。  また、車の自動運転やドローンなど、複数の技術をサービスと組み合わせた製品が世界中で続々と生まれています。これからは、技術分野を協働させるような新しいアイデアの発想が必要で、全ての人を包み込み、環境に優しい新発想の技術が求められています。しかし、そのような技術の作り方は誰も知りません。人間環境工学科では、これらの点を乗り越えて、新しい工学を志向しています。  人間環境工学科では、環境や社会から困りごとを見出す力、解決のための新しいアイデアを興す力、そのアイデアを具体的なかたちにする力、創り上げた解決方法を実際に社会に当てはめ、効果を調べ、必要な修正を行うという社会と対話する力を磨くことができます。

高校生・受験生へのメッセージ

2025年に150周年を迎える本学は、長年にわたり女性リーダーを輩出し続けています。学ぶ意欲のあるすべての女性の真摯な夢の実現の場であることを使命とし、総合的な教養と高度な専門性を身につけた女性リーダーの育成をめざしています。知的好奇心と探究心を抱き、勉学意欲に富んだ学生の入学を期待しています。