「総合知」の創出を目指した
データサイエンス
同志社大学文化情報学部のデータサイエンスは「文化」がターゲットです。データサイエンスと文化の両方の学びを通じ、それぞれの知見を深め、学問分野を融合し応用した探究活動を行います。これにより知識や技能の修得だけでなく、問題の全体像を的確に捉える俯瞰力と、問題の本質を見極める洞察力を養います。
「人間の時代」をけん引する!
文化情報学部のデータサイエンス
技術や情報化が高次元で進む一方で、様々な社会問題も抱えるこれからの「人間の時代」こそ、人が本当に何を求め、何を幸せと感じるのかを理解した上で、社会を構築することが大切です。こうした人間の本質を理解するには、古代から現在、未来へと続く人間の営みと、その背後にある文化(=人類が蓄積してきた叡智)を研究することが重要です。
本学部では、芸術から経済活動などの社会の動きまで、人間の営みすべてを「文化」と捉え、従来、自然科学の対象ではなかった「文化」を「データサイエンス」の手法で究明します。サブカルチャーや歴史、ファッション、メディア、認知、心理、教育、言語などの多様な「文化」と、統計学や情報学などの知識を活用してデータから新たな価値を引き出す「データサイエンス」を結びつけることで、包括的な視点から人間の本質を追求します。
これらの探究活動を通じ、人文・社会科学と自然科学を含むあらゆる「知」の融合である「総合知」を創出し、これからの「人間の時代」に社会が抱える課題を的確に捉え、総合的な課題解決に導いていく人材を育成していきます。
体系的かつ実践的な教育プログラム
文化情報学部では、文系・理系の垣根を越えた「文化情報学」の学びのため、文化、データサイエンス、分野融合系の科目を偏りなく履修します。また、3年次から所属する研究室は22の多彩なテーマを揃えており、自身の興味に沿って探究活動を行うことができます。さらに、同志社AI・データサイエンス教育プログラム(リテラシーレベル)を必修とする他、企業と連携したプログラム、双方向型の科目(演習、発表、プロジェクト形式)を多く組み込んでいます。
文化科学系科目群研究対象となる文化を理解する
人の営み全てを「文化」と捉え、歴史、文学、芸術、言語、認知、心理などの科目の履修を通じて、文化に関わる知見を広げます。
データ科学系科目群データサイエンスの研究手法やその理論を学ぶ
文化を解析するために必要なデータ科学の知識・技能を修得する科目です。統計、数理、情報、コンピュータなどの科目を体系的に学び、専門性を高めます。
先端・融合系科目群学問分野融合のダイナミズムに触れる
既存の学問分野を融合することによって成立する文化情報学に関わる最先端の研究動向や学融合的な応用理論を学びます。
卒業生の進路 文化情報学部の卒業生は大きく2つに分けられます。
データサイエンスの知識を利活用できる
『ハイレベルユーザー』
情報通信、メーカー、金融などを中心に様々な業種の企業などに就職し、物事を俯瞰的にとらえ、数的に分析できる力をもった人材として活躍しています。
データサイエンスの手法を極めた
『ディベロッパー』
大学院進学後、研究開発職に就いたり、大学で身に付けた専門的な知識・技能をもってITベンダーやメーカーなどでデータサイエンティストとして活躍したりと、専門性を活かしたキャリアを歩んでいます。
教員のミニ講義を見てみよう!
文化情報学部教員の「知」の創造を動画や文章で紹介しています。
- ● どんな「文化」がテーマになるの?
- ● データ分析をどう使っているの?