本学には、学生の目的やニーズに合わせて、8つの海外プログラムを用意しています。語学留学はもちろんのこと、学科ごとの特色あるプログラムもあります。例えば人間科学科の「歴史文化研修C」は、国民の生活満足度が世界一高いデンマークで、世界各国から集まる学生と寮で共同生活をしながら、デンマークの文化と社会について、英語による講義と見学で学びます。全学科対象の「協定校留学」と「推薦校留学」は、外国語“を”学ぶのではなく、外国語“で”学ぶための長期留学プログラムで、留学先の大学の講義を現地の学生と一緒に受講します。小規模女子大学ながら、海外提携校は欧米やアジアなどの11の国と地域に19校もあり、大学ごとの特長も多様です。留学前・留学中・留学後も手厚いサポートで対応しています。帰国後も、協定校からの交換留学生と本学のキャンパスで学ぶ楽しみがあります。
2019年度より、国際社会学部の「必修英語科目Freshman English (Speaking & Listening)」の授業にフィリピンとのオンライン英語レッスンを導入ししています。フィリピンの優秀な英語教員と学生を映像でつなぎ、マンツーマンの授業を行っています。受講している学生の満足度も高く、受講後のアンケートでは「最初は聞き取りが難しかったが、終わる頃には聞き取れる英語も多くなる」、「毎回大変だけどとても身につく」などの意見が挙がっています。個々の学習進度に合わせた指導法により、英語4技能のさらなる向上をめざしています。
本学が実施するインターンシップには、さまざまなインターン先があります。その中の一つが、「東京国際映画祭」です。毎年10月末に六本木で開催される映画祭で、ここに正規のアテンドスタッフとして参加します。来日する海外ゲスト(俳優や制作スタッフ)が仕事を滞りなく遂行できるようにお手伝いをするインターンシップで、本学の学生だけがこれを担当できます。海外ゲストのため、アテンド中はもちろん英語やその他の外国語も使用します。参加後、ゲストと仲良くなって帰りの空港にお見送りに行く学生や、お互いのSNSで交流を続ける学生もいます。
事前授業では映画業界の仕組みや現状・課題などを学び、映画祭の意味や役割についてもきちんと理解していきます。映画祭期間前にはホテルや映画館での研修を行い、結束力を高める懇親会を経てからアテンドに臨んでいます。
このインターンシップでは、「社会」を学びます。そして自分が社会でどのようなポジションにいるのかを理解し、何ができるのか、何をしたいのか、体験を通して考えていきます。