短大で学ぶ「史学」は日本史が中心で、史学概論、日本史概論、日本社会史、文化人類学、歴史情報処理などのほか、古文書学や考古学なども学びます。史実を正確に把握することで、現在の社会や未来への流れを理解するための学習も行います。「宗教学」は、各宗教・宗派の研究を通して、宗教的教養を身につけるとともに、自己研鑽や人間の本来のあり方を追求する学問で、仏教系・キリスト教系に大別されますが、短大では仏教系の学科・コースが多くを占めます。
史学は、さまざまな業種の一般企業へ就職する人が大半です。中学校教諭二種免許(社会)を取得して教員になる人や、図書館司書の資格を取得する人もいます。宗教学は、僧侶・住職になるために寺院で働く人が多いですが、一般企業に就職する人も少なくありません。