保育・幼児教育学は、幼稚園教員や保育士の養成を主目的とする学問で、めざす職業により専攻・コースが分かれている短大もあります。幼稚園教諭二種免許の取得には、教科に関する科目と教職に関する科目(保育原理、教育方法論、発達心理学、教育実習など)について所定の科目を履修する必要があります。保育士資格の取得には、児童福祉法で定められた科目履修が必要で、音楽・造形・言語表現などを実習とともに重点的に学ぶほか、保育原理、子どもの保健、社会福祉、保育の心理学、保育実習理論などについても学びます。
幼稚園教諭二種免許や保育士の資格を取得して幼稚園・保育所で働くだけでなく、企業・病院などの保育施設・託児施設や児童福祉施設で働くなど、活躍の場は多くあります。一般企業に就職する人もいます。