養護教員学は、小・中・高等学校の保健室などで児童・生徒の健康管理に携わる養護教諭や、中学校の保健科教員の養成を主目的とする学問です。健康に関する幅広い専門知識・技能を身につけるために、養護教諭の仕事、児童理解や学校での教育実習、看護技術を身につける臨床実習などを通して実践的に学びます。主な専門科目には、医学概論、生理学、解剖学、病理学、細菌学、薬理学、衛生学、予防医学、学校保健などがあります。教員免許の取得には、教職に関する科目と教育実習の履修が必要です。
養護教諭二種免許を取得して小・中・高等高校の養護教諭(保健室の先生)になる人や、中学校教諭二種免許(保健)を取得して中学校の保健科の教員になる人が大半です。また、医療施設や福祉・介護系施設などで働く人もいます。