法学は、人間生活全般に関わる「法律」について、その成り立ちや解釈を学び、社会の問題に対する的確な理解と合理的な解決策を探る学問です。日本の法律は、基本六法(憲法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法)を根幹とし、そのほかにも行政法、労働法、経済法、税法、国際法など膨大な法が制定されています。短大の場合、基本六法の中では憲法・民法・商法など国民生活と関わりの深い分野に重点が置かれ、将来企業活動の中で役立つ経営法学関連の基本知識を幅広く習得できるようにしています。
就職先は、流通業、金融・保険業、製造業など幅広い分野の企業におよびます。公務員になる人や、司法書士、行政書士、社会保険労務士などをめざす人も少なくありません。中学校教諭二種免許(社会)を取得して教員になる人もいます。