「医療技術」は、各種検査により診療に必要なデータを提供する臨床検査の技術や、運動機能・生活機能の回復を図る各種療法などを学ぶ学問で、臨床検査技師、診療放射線技師、理学療法士、作業療法士、歯科衛生士、歯科技工士などの多彩な医療技術者の育成を目的としています。いずれも基礎段階で物理学、化学、生物学、医学系基礎科目などを学び、専攻ごとに異なる専門科目を学びます。「医療系その他」には、情報処理・医療事務などを軸に病院の経営・管理に携わる知識を学ぶ医療情報技術や、救急救命士の養成などが該当します。
それぞれ専門の国家試験受験資格を取得し、ほとんどの人が国家資格の取得をめざします。資格取得者の大半が、病院・診療所・歯科医院などの医療機関や検査機関、保健所などで、専門職として活躍しています。