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[四国エリア] 高知県 

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国

高知大学

高知県

【理念】  本学は、教育基本法の精神に則り、国民的合意の下に、地域社会及び国際社会に貢献しうる人材育成と学問、研究の充実・発展を推進する。 【基本目標】  高知大学は、四国山地から南海トラフに至るまでの地球環境を眼下に収め、「地域から世界へ、世界から地域へ」を標語に、現場主義の精神に立脚し、地域との協働を基盤とした、人と環境が調和のとれた安全・安心で持続可能な社会の構築を志向する総合大学として教育研究活動を展開する。教育では、総合的教養教育を基盤とし、「地域協働」による教育の深化を通して課題解決能力のある専門職業人を養成する。研究では、黒潮圏にある豊かな地域特性を生かした多様な学術研究を展開する。もって、世界と地域を往還する教育・研究の成果を発信し、地域社会・国際社会の発展に寄与する。  そのため、以下の基本目標を掲げる。 1.教育  総合的教養教育の実現により、各学部・学科等のディプロマ・ポリシーに従いそれぞれの専門性を身に付けるとともに、分野を横断した幅広い知識・考え方等が学生自身の内部で統合され、世の中に働きかける汎用的な能力にできる人材の育成を目標とする。  また高知県にある唯一の国立大学であることを意識し、とりわけ、地域、海洋、防災、医療に関する学際的な教育を本学の特色と位置づけ、グローバルに通用する知識・考え方を教授するとともに地域での実践活動を通じ地域の発展に貢献できる人材育成を目指した「地域協働」による教育を実施する。 2.研究  地域の活性化を目指した人間社会、海洋、環境、生命を研究の中心におくとともに、大規模災害に備える防災科学を研究目標に掲げる。  また、黒潮圏諸国をはじめとした学内外の研究者間交流を一層促進し、異分野融合研究を推進する。 3.地域連携とグローバル化  地域課題を組織的かつ機動的に解決するために、域学連携教育研究体制を強化することで、人材育成、科学の発展、技術開発及び産業の活性化に資する。これにより、地域に欠くことのできない大学として、地域の振興と地域社会の健全な維持・発展に貢献する。  また、アジア・大洋州等の開発途上国とのつながりを重視し、高知県における地域資源の特徴を生かした国際協力を推進するとともに、それらを教育・研究の場として活用し、実践的で国際的な教育研究による国際貢献を図る。  もって、地域で得られた成果を世界に発信すると同時に、世界の動きを地域に反映させる「グローカル教育・研究」を展開することをグローバル化の基盤に据える。

【沿革】  1945年8月8日に高知県立女子医学専門学校として開校しました。その後、高知県立女子専門学校を経て、1949年に4年制大学となりました。  そして、1952年に日本で初めての4年制看護教育をスタートさせました。当時は大学での看護教育はなかった時代です。当時の先生方は、まさに日本の「看護学」を創り出していきました。教科書そのものを作っていくといったことから行っていったそうです。  時代の流れを経て、2011年、大学経営が法人化されました。そして、この年に男女共学となり、大学名は高知女子大学から高知県立大学へと変わりました。  さらに、2015年、高知工科大学との法人統合を行い、1つの法人のもとで2つの大学の経営が行われるようになりました。 【特長】  高知県立大学は、自らの学びを自分で切り開いていきながら、同時に他者を尊重する姿勢を大事にし、地域社会が直面する課題を解決することに貢献できる人材の育成と研究活動を行っています。  私たちは、今後さらに変化していくと予測される人口構成、高度化する科学技術、人々の活動や物・情報の流れのグローバル化の中で、様々な社会のニーズに応え、未来を拓く実践力を育てていく大学、新たな知を創り出していく大学、地域と共に育ち地域に育てられる大学を目指しています。 【学部紹介】 ◎文化学部[永国寺キャンパス]  文化学部では、言語、文学、地域、観光、法律といった対象を「文化」という切り口から考察していきます。座学にとどまらず、学外に出て、現地での実践活動を通して学びを深めていきます。また、少人数で徹底的なディスカッションを通して進んでいく授業が多く採り入れられています。  また、夜間の課程もあり、4年間で学士号を取得するカリキュラムが組まれています。 ◎看護学部[池キャンパス]  看護学部は、日本で最初に四年制の養成課程をスタートさせた長い歴史のある学部です。その伝統を絶え間なく受け継ぎ、優れた研究をバックグラウンドとした確実で高度な実践力の養成が行われています。 ◎社会福祉学部[池キャンパス]  社会福祉学部の大きな特徴は、社会福祉士、精神保健福祉士、そして介護福祉士の3つの国家試験受験資格が得られることです。西日本では、これら3資格に対応したカリキュラムを持っている国公立大学は少なく、本学の大きな特徴の一つといえます。 ◎健康栄養学部[池キャンパス]  健康栄養学部は、本学の創設時までさかのぼる歴史のある学部です。主として管理栄養士の国家試験受験資格取得を支援するカリキュラムを展開しています。1学年40人の少人数で実践的な教育が行われているのが本学部の特色です。西日本の国公立大学では同系統の学部がそれほど多くないということもあり、幅広いエリアから学生が集まり学んでいるという点も特色です。

 高知工科大学は【システム工学群】【理工学群(旧名称:環境理工学群)】【情報学群】【経済・マネジメント学群】の4つの学部を持つ公立大学です。また、令和6年度4月開設の【データ&イノベーション学群】という社会のDX化を推進する新学群を加え、5学部体制になります。学群・専攻制を取り入れ、大学3年次に専攻(定員なし)を選択します。そのほかにも全科目選択制やクォーター制、教育講師制度など特徴的な教育制度を実施しています。  入学試験については、総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜と様々な入口を用意し、多様な人材を求めております。一般選抜(前期)においては地方会場(東京・大阪・岡山・福岡)を設けており、高知に来なくても受験することが可能です。 【システム工学群】  これからの「ものづくり」をトータルに追究し、未来社会の基盤構築に貢献するため、機械、航空宇宙、電子・光、建築・都市デザインに「エネルギー」を加えました。  機械を動かすにも、都市基盤を構築・維持するにも、情報通信を活用するにも、エネルギーが不可欠です。特に原油や天然ガスなどの地下資源に恵まれない我が国では、自然エネルギーも含めた広汎かつ先駆的なエネルギー開発のための研究が強く求められています。本学群では、こうした時代の要請に応え、「ものづくり」のメインストリームを占める5つの専攻が手を携えながら、各専攻の枠組みに過度に縛られることなく「境界領域」における技術開発を進め、より安心・安全・快適かつ環境に負荷をかけない社会づくりに貢献する新たな「基盤工学」の創造をめざします。 【理工学群】(旧名称:環境理工学群)  物理学、化学、生物学分野の多彩な領域で融合的研究・教育を推進してきた理工学群。「応用物理」「機能化学」「生命情報」の3専攻体制で、「理+工」ではなく「理×工」での深化を実現し、理学的知識と工学的センスを兼ね備えた「総合力のある人材」となることをめざしています。自然界の成り立ちの根源を、数学的言語を用いて探る「理学(Science)」。世界の合理的理解に基づいて人間の利益となる技術の開発をめざす「工学(Engineering)」。この二つは、その内在的価値観の相違に基づく緊張をはらみつつ、相互に相手を必要とする補完関係にあります。これから科学技術の研究開発に携わるものにとって、この両方の価値観に触れて、各自がそれらを包含するより高い認識をめざすことは、個々の学問の技術的側面の習得と並んで、今後必須となるはずです。 【情報学群】  情報技術の明日を拓き、情報社会の未来をデザインする先端研究を進めるとともに、情報技術の本質を理解し、大胆で柔軟な発想力を育む教育によって、高度化する情報システムに対応できる技術者・研究開発者になることをめざします。  各専攻分野のプロフェッショナルをめざすための専門科目群は、基本的に3つの階層で構成されています。「専門基礎科目群」によって、その後の専門科目を理解する上で必要な基礎知識を身につけ、次に4つの専攻それぞれの中心的な科目を配置した「専門発展科目群」でプロフェッショナルとしての専門性を養います。さらに「専攻領域科目群」でそれまでに学んだことをより深く理解し専門領域を究めるための実験や、卒業研究などを行います。この一連の学びが、学年次によって分離されることなく、4年間の一貫的・体系的な教育プログラムを形成していることも、本学群の教育の特長です。学生たちは、1年次から専門科目を履修することで、各専攻の専門分野の魅力を知り、将来、どの分野を専攻するか、比較検討しながら選択できます。 【経済・マネジメント学群】  これまで取り組んできた企業・起業・行政などでの実践的経営といった経営学が主として取り扱う分野に加え、経済政策や地域政策など経済学が取り扱う分野も対象とし、さらには心理学や生物学などの先端研究成果を大胆に取り入れながら、人間の行動や社会現象のメカニズムの解明を進め、社会を良くする革新的な学問領域を創造。その相乗効果・統合効果を最大限に活用することにより、現代社会が抱える複雑な諸課題を理解し、解決するために、社会システムの設計と高度なマネジメント能力を習得し、さまざまな専門領域で力を発揮できる人材が育つことをめざします。 【データ&イノベーション学群】 Society5.0社会を迎え、デジタル化・オンラインが中心となる時代において、多様な分野を原理的に理解し、新たな産業やビジネスの創成あるいは既存システムの改変に対して、多視点から主体的に、デジタル技術とソリューション創造能力を統合して、新たな価値を生み出すことができる人材の育成が世界的な急務となっています。 データ&イノベーション学群では、「次世代 ICTリテラシー」、「工学基礎に関する十分な素養」、「人と社会の仕組みに関する基礎的知見」、すなわち、工学的視点と社会に対する俯瞰的な視野の両方を兼ね備えた文理統合型の教育・研究を展開し、これを通じて社会に貢献します。 本学群では、急速に進化する現代社会に対応し、世界の各産業分野で求められるDXの先導者となる、「次世代ICT力と文理の垣根を超えた基礎力とを統合して、価値創造やソリューション創出を行う人材」の輩出を目的とします。