美術・デザイン・芸術学
古来、日本において工芸とデザインはひとつだった
近代化の波に揉まれ、分離された両者を、今「心と身体」と「暮らし」を拠り所に再統合しようと設立されたのがものづくりデザイン専攻です。
国内随一の規模と設備を持つ工芸スタジオ群を利用し、木工・漆芸・彫金・陶磁・染色・ガラスなどの素材の技法と知識を学び、探求することができます。また自らの身体感覚が素材に合わせて変化していく過程から、思考力と五感を鋭く磨き上げることを目指します。さらに思考の整理、社会への伝え方、地域の文化の調査を通して得られる行動力と共感力、課題発見力など、これからの社会に繋がるために必要な力をデザインの視点から学びます。これらを複合的に織り上げ、現実空間に展開する実感を伴った豊かさの価値を提示する学びと研究の場です。
豊かさを実感できるこれからのものづくりを、未来に向けて一緒に考えましょう。