情報学・データサイエンス / 通信・情報工学
学ぶ意義
VR(仮想現実)技術の発展や、現実世界の情報をセンサネットワークで大量に収集したサイバーフィジカル空間の研究の進展により、サイバーリアリティ空間という新しい情報学分野が構築されつつあります。本専攻では、サイバー空間を支えるネットワークとセキュリティの技術、VRやサイバーフィジカル空間を中心としたメディア技術、サイバーリアリティ空間構成技術などについて、先端的な研究を進めていきます。
将来の展開
本専攻では、情報セキュリティや各種の情報ネットワーク技術、映像・音声などの情報メディアを扱う技術、コンピュータグラフィックスやVR、センサ群による現実空間の測定技術など、現実世界と情報空間をつなぐ様々な技術を学ぶことができます。これらの学修を通して、高度な専門能力と発想・構想力、情報の本質に対する洞察力をもつ次世代の情報社会の担い手となることを期待しています。
こんな講義があります
【情報ネットワーク基礎】
情報ネットワーク技術の基礎となる概念を理解し、ローカルエリアネットワークおよび広域ネットワークの原理と基本的な仕組みを学びます。具体的には、現在のインターネットで用いられているTCP/IP等の通信規約に関して基本事項を学習します。また、セキュリティの考え方を理解し、情報ネットワークの基礎技術を修得します。
【映像音響メディア】
MPEGなどに代表される種々の符号化法とその特徴、そして映像・音響信号を有益な情報として活用するために必要な信号処理方式などを学び、様々な情報メディアを含めて広く理解したうえで情報を扱えるスキルを身につけます。