本校は、穴水町をはじめとし、石川県内を中心とした関係機関、地域の事業主団体や企業の方々と連携し、人材育成の拠点校として「ものづくり」をとおした“人づくり”と「ものづくり」に関する技術支援による地域の課題解決など、地域産業界に貢献する役割を担っています。
いま産業界では、急速な技術革新や常に変化する多様なニーズに対応するために、技術全般に関わる基礎知識に加え付加価値の高いものづくり力を基盤とした創造性を兼ね備えた、活力のある人材が求められています。
本校は、平成元年に国の職業訓練法に基づき石川職業訓練短期大学校として開校し、これまでに約2,000名の人材を輩出してまいりました。
本校の「専門課程」では、工学的基礎理論の上に立って「自らものづくりができる」技能と技術を実践で活用できる人材育成を目指して、「ものづくり」の基本となる機械システムを学ぶ「生産技術科」、ICT化に対応した「電子情報技術科」を設置し、ものづくり現場で使われている最新鋭の機器を実際に使える環境を整え、経験豊かな講師陣が少人数教育により学生一人ひとりの個性を生かした指導をしています。
また、専門課程修了後は、「応用課程」が設置されている北陸職業能力開発大学校(富山県魚津市)に進学する道が開かれています。専門課程の就職は、県内外の企業から高い評価を得ており、就職率ほぼ100%を達成、その内、石川県内に9割程度が就職し、「ものづくり」に関わる産業を支えています。なお、本校の「専門課程」から就職する場合は、短大卒として就職することができます。「応用課程」では、より高度な技能・技術に加えて高付加価値化、新分野展開に対応できる企画力、開発力などを習得した創造性豊かな人材育成を目標としています。
本校では、専門課程における人材の育成のほか、地域産業界からの要請に応じた受託・共同研究をはじめ、在職者の方々を対象とした職業能力開発など、職業能力開発に関する多様な相談・支援を行っておりますので、併せてご活用下さい。
時代の変化や社会の要請に対応し、未来に羽ばたく若くて優れた実践技能者を育成するため、現状に安住することなく開かれた大学校を目指していきます。