心理学・行動科学 / 教育 / 法学 / 経済学 / 社会学 / 社会福祉学 / マスコミ学 / メディア学 / 保健・福祉学
弱者へのまなざしをもって、人と人が共に生きていく社会を創造する
社会学部では人と人、個人と社会の関係を研究しています。現在、世界と日本は、家族、働き方、医療、介護、メディア、コミュニケーションなど、さまざまな事象において変革を迫られています。私たちはどのように向かい合い、社会のしくみをどう変えていけばよいのか。これこそが社会学部の学びのテーマです。
2005年に文学部から独立して誕生した社会学部のそれぞれの学科には、古い歴史があります。なかでも社会福祉学科は1931年に日本の大学では初めての社会事業学専攻として創設されました。創立者・新島襄は単に知識や技術を授けるだけではなく、良心を手腕にそれらを運用する人物を育てることを同志社の建学の精神としました。それに基づき、弱者に寄り添う社会福祉の実践者や教育研究者を育成してきたのが社会福祉学科の歴史であり、学部全体にその伝統は受け継がれています。
フィールドワークを重視し、実践的なプログラムを多数用意
社会学を学ぶためには、講義の聴講や文献の読解だけでなく、企業や学校、地域などで行うフィールドワークが欠かせません。インタビュー調査やアンケート調査で現場の声を聞き、データを集めるといった実証的な調査研究を行い、それをもとに理論化することが社会学の手法です。
公的機関や福祉施設、企業で行われる現場実習、海外での調査実習など実践的なプログラムも豊富に用意しています。例えば、「国際社会福祉実習」では、国際的な視野を持つソーシャルワーカーの育成を目的としてハワイを訪問。先住民や移民のための社会福祉施設やNPOを訪れ、多文化社会ならではの支援方法を実践例から学修します。「異文化体験実習」では、多文化共生社会として知られるカナダへ。英語話者がフランス語で教育を受ける幼稚園・小学校の訪問などを通して、多文化共生社会特有の教育文化を肌で感じ、世界的な視野に立って日本の未来の教育について考えます。