教員養成に関する歴史と伝統をもつ本学は、福岡県を中心とし、九州地域のみならず、我が国の教育界を支える優秀な人材を輩出してきました。九州の教員養成拠点大学としての本学で学ぶということは、共に学ぶ同級生、先輩や後輩、本学の教職員との触れ合いだけでなく、全国に広がる本学の教員育成ネットワークに参加することを意味します。ここが本学の大きな強みであり、本学在学中はもちろんのこと、本学を卒業して教員として就職した後も、学び続ける先輩達の背中を追いながら、成長していくことができるのです。
令和5年度から、学生一人ひとりが、各自の学修の状況に応じて、主体的に様々な教科等の教育に関する学修に取り組んでいくことを可能とする学位プログラム制を導入し,学修の結果として、複数の学校種や複数の教科の教員免許状を取得することができるようになっています。このような学位プログラムの中で、教育現場での今日的課題の解決や実践的指導力を高めるために、次のような教員養成を行っていきます。
先ず第1に、それぞれの学位プログラムを担当する教職員が、学生のみなさんの教職への志と学びを醸成しながら、入学から卒業まで一貫して教育・研究と就学指導及び就職指導を行い、各学校種に応じた教育実践力を備えた教員を養成する体制を整備しています。
第2に、学生のみなさんが教員として就職する各学校種の学習指導要領等に応じた教員養成カリキュラムによって、実践的指導力の育成・強化を図るようにしています。とりわけ、これからの教育において重要となる、特別支援教育に関する科目、アクティブ・ラーニングやICT活用などの新しい指導法や指導内容などを適切に履修できるよう工夫しています。
第3に、4年間にわたる教育実習によって教職への理解を深めます。1年次で学校現場を体験することからはじめ、2年次では授業づくりを学び3年次の本実習につなげます。そして4年次には、赴任する学校で即戦力として働くことができるよう、最終準備を行います。
第4に、正課外活動ですが、学生ボランティア活動によって、学校や保護者、地域と協働して活動することができる資質・能力を身につけることができます。加えて、本学独自の学生ボランティア活動認定システムによって、卒業時までにすべての学生がボランティア活動に参加できるように支援しています。
就職状況ですが、令和4年3月の卒業生のデータでは、正規教員としても正規の教員就職者数第1位でした。また,教員就職率においても全国的に高い水準を維持しています。教職への魅力を感じて始めているみなさん。伸ばしたい資質・能力の多様性を考慮する本学が、みなさんの夢の実現に寄与できることを確信しております。
教職への志高いみなさんのご入学を歓迎します。
福岡教育大学は、教員になる為の勉強が最大限できることが魅力だと感じました。教育学部自体は沢山ありますが、福岡教育大学はより教員になるための実戦的な勉強が出来そうだと思い、福岡教育大学に決めました。他にも大学の雰囲気や、通っている方々を見を見て自分に合っていると思い、そこにも魅力を感じました。
教育学部-初等教育教員養成課程/男(2023年度入学)
附属の小中学校があり、そこで教育実習ができるし、自分の努力次第で複数の教員免許が取得できるから。
教育学部-初等教育教員養成課程/男(2022年度入学)
将来、小学校教師になりたいと考えており、福岡教育大学は教育に特化した大学で1年次から実習があるので、他大学より多く教育現場に携わることができ、基礎知識だけでなく、これからの教師に求められる力をつけることが出来ると思ったので、福岡教育大学を志望しました。
教育学部-初等教育教員養成課程/女(2021年度入学)
尊敬するお世話になった高校の担任の先生が卒業生で、将来の夢を実現するにもふさわしかったから。
教育学部-中等教育教員養成課程/男(2021年度入学)