心理学・行動科学 / 人間科学 / 保健・福祉学
基礎研究力と応用力を兼ね備え、人の心と行動に迫る人物を育成する
心理学は人の心を科学する学問です。90年以上続く同志社大学の心理学研究の伝統は「基礎研究を行う者は常に臨床・応用に眼を向け、臨床・応用の分野で実践を行う者は常に基礎研究に眼を向ける」というもの。心理学部では心の基礎メカニズムとその応用となる臨床心理の両方をバランスよく修得することを目指します。
また、心理職初の国家資格「公認心理師」のほか、資格取得サポートも充実しています。公認心理師とは、保健医療、福祉、教育などの分野において心理学に関する専門的知識や技術をもって、支援を必要とする人の心理状態を観察・分析し、相談・指導したり、その関係者に助言をしたりする専門職です。2017年施行の公認心理師法に基づき、心理学部、および大学院心理学研究科では、受験資格を得られる教育体制を構築しています。ほか、心理学を専門とする民間資格などについても、学生の多様な要望に対応できる環境を整えています。
学部の垣根を越えた総合的な学びと実践的な学習
京田辺校地を主たるキャンパスとして展開することで、生命医科学部・研究科やスポーツ健康科学部・研究科、文化情報学部・研究科、グローバル・コミュニケーション学部、理工学部・研究科といった学部群と連携して総合的な学びが可能になりました。
また、こころを扱う領域として社会に貢献することを目指す心理学部では、心理学の現場を肌で知るため、学外での研修やボランティア活動も積極的に取り入れるなど、産業界や教育・医療機関などと連携した実践的な教育・研究を進めています。加えて、心理学が中心となる研究領域について、脳科学、行動科学的な基礎研究を行い、子どもの発達支援、教育支援、高齢者支援を視野に入れた実践的研究への展開を目指す「こころの科学研究センター」も有しています。
これらの実践的、体験的な学びを通じて、人の心に寄り添いつつ、社会の問題を解決していく総合的な人間力を育てていきます。