東京外国語大学は、日本でもっとも歴史のある「グローバル人材育成」の大学です。江戸時代末期に翻訳ができる人材養成の為創設された「蕃書調所」を起源として、東京外国語学校、東京商業学校への統合、高等商業学校附属機関としての外国語学校の再興などを経て、1899年に東京外国語学校として独立しました。この伝統を踏まえつつ、未来に向かって、世界の人々と協働しグローバルに活躍する人材の育成に取り組んでいます。
東京外国語大学での教育は2つの部分からなっています。一つは高度な言語運用能力と基礎的教養を身に付けるための学部間共通・世界教養プログラム、もう一つは学部ごとの専門教育です。
世界教養プログラムでは、本学の学びの中核となる言語能力・地域理解力・教養力を身に付けます。言語文化学部と国際社会学部では、全世界をカバーする世界15地域28言語のうち、一つの地域・一つの言語を選んで専門的に学びます。国際日本学部では、世界の視点から英語と日本語で日本を学びます。また自分の専攻する言語以外にも様々な言語を学ぶことができます。その数は80言語を超え、日本では本学でしか学べない言語も多数含まれています。更に、教養系の諸科目により、グローバル化時代を生きるために必要な基礎的教養を身につけていきます。
一方、学部ごとの専門教育は、言語文化学部では世界を学ぶための言語学、言語教育学、文学、哲学・宗教学、文化学など、国際社会学部では、地域研究、歴史学、国際関係、経済・政治学などを学びます。国際日本学部では、世界からの留学生とともに日本の政治・経済・社会、日本文学・文化、日本語学、日本語教育学を多面的・総合的に学びます。
世界を学ぶ東京外国語大学の学生にとって、留学は非常に重要です。本学では1,2年次の短期海外留学、3,4年次の長期留学を中心に、多様な留学プログラムが用意されています。また本学にはショートビジットや長期交換留学先として67か国・地域 181機関に上る協定校があります。4年で卒業が可能な交換留学だけでなく、国連見学などのスタディツアー科目なども充実。多くの学生が参加しています。
中学3年生の時に修学旅行で海外に行った際、現地校の日本語教師の方に感銘を受け、自分も海外の子供に日本語や日本文化を広めたいと考えるようになりました。その時、日本語教育学の最高峰の大学が外大ということを知って高校生に入った時から外大を志望するようになりました。高校2年生になり、世界史を選択して勉強を進めていくうちに、世界の宗教、文化にも興味を持ちました。高校を通じて学びたいことの方向は少しずつ変わりましたが、学びたいことは全て外大にありました。
言語文化学部/(2023年度入学)
オープンキャンパスに行った際に、先輩方の優しさや活発さに触れ、自分もそうなりたいと思った。また、私は外国に興味があり、日本の外国語大学のなかで東京外大は世界の言語やの地域について最も教育の質が高そうだったから決めました。
国際社会学部/(2020年度入学)
国際関係と言語学習をどちらかにかたよらず同じくらいの重きを置いて学習できるから。学費が私立に比べて安いから。留学を1年絶対したくて、そのための環境が整ってるから。家からも通える距離だから。
国際社会学部/(2020年度入学)
移民難民問題について研究したかったから。外国語を学ぶだけでなく世界情勢などについても学ぶことができるから。
国際社会学部/(2021年度入学)