美術・デザイン・芸術学 / 環境学 / 情報学・データサイエンス / メディア学 / 通信・情報工学 / 建築学 / 土木・環境工学 / 被服学 / 住居学
創造と思考のプロセスでデザイン教育を学び、5つの力の獲得を目指す
NIDはデザイン教育を、豊かな感性や魅力的なもの、独創的なものを生み出す力と、アイデアやイメージなどを見える化し、解決策をカタチにする力を育む「創造」のプロセスと、問題の発見、定義、解決策の提案、試行・施策、検証、実現というプロセスによって、新たな価値を創り出す力と、問題解決プロセスを創造的に企画・調整し、推進する力を育む「思考」の2つのプロセスを通して学んでいきます。
建学の理念である「造形を通して真の人間的豊かさを探求し、これを社会に還元することのできる創造力を備えた人材を養成」するため、ものごとの本質を捉え、創造するための「観る力」、思いをかたちにするための「つくる力」、思いを共有し、協働するための「聴く力」と「伝える力」、変化や多様性に対応できる知識・技能をそなえた「専門力」、人、社会、自然及び倫理観を支える幅広い「普遍的な教養」の5つの力の獲得を目指します。
デザインの基礎から学び、実践的に身に付けながら専門性を高める
まずは学部全体でデザインの基礎を丁寧に学ぶことからスタートし、「つくる」と「考える」力を身に付けていく中で、学びの目標やプランを明確にします。次に軸足となる専門性を見いだし、地域や社会と協働し課題の解決を目指す実践的なプロジェクト等に挑戦し、専門性を高めながら、様々な課題に対して応用的に取り組みます。デザイン学科では、プロダクトデザイン、テクノロジー×デザイン、視覚デザインの3つの領域の中で自主的に幅広く学びながら、多様な社会でも柔軟に対応できるデザイナーを育成します。美術・工芸学科では、デザインに通底する「美」の根本を支える、美術とクラフトデザインの各分野の専門性を軸に共感力(エンパシー)をもち、革新性をもったクリエイターを育成。建築・環境デザイン学科では、建築や空間を人・社会の視点、自然・環境の視点から捉え、豊かでしなやかなハートを持ったデザイナーの育成を目指します。
創立30周年を迎え、今年秋に新棟完成予定。まるごとデザインのキャンパスが更に充実
自然風景式庭園の技法を取り入れた庭園や四季折々の表情を見せる並木道、名作家具の備品等、キャンパスに一足踏み入れた瞬間からデザインの世界が広がります。グッドデザイン賞やBCS賞を受賞した第3アトリエ棟には1年生専用のアトリエやデッサン室を用意し、授業時間外にも課題制作に使用でき、入学後すぐに創作活動に打ち込むことができます。また、2024年秋には新棟が完成予定。先端的なデジタル機器を備えたプロトタイピングルームやデジタルデザインアトリエ、映像やオーディオの編集室など、新しい学びの環境が誕生します。