技術・発想・表現をバランスよく!
新しい技術がスゴイ勢いで生まれる現代
現在、さまざまな技術が生まれ、生活を飛躍的に便利にし、さらに新しい技術が生まれ、世の中は変化し発展し続けています。例えば、Webにアクセスする装置は、最初はパソコンだけでしたが、今ではスマートフォンなどのデバイスだけでなく、さまざまなモノと接続できるようになりました。コンテンツの中身も、最初は文字情報だけでしたが、写真、動画に拡大し、最近はAI(人工知能)やVR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などの新しい体験が可能になっています。そして、最初は難しく専門の人でないと扱えなかった技術が、誰でも簡単に扱えるように変化するのもまた早いのです。
何に使ったらいいの?
このように技術は扱いやすくなって、誰でも利用できるようになっていきます。そうなると技術に価値があるのではなく、どうやって何に使われるのかが重要になってきます。デザイナーは、最新技術だけでなく、いろいろな技術を使い、「誰といつどこでどんなコミュニケーションを行い、どんな価値が生まれるのか?」「そこでどのような体験をして、どんなアクションにつながるようにするのか」を考え、「どこでココロが動くのか」という一連のストーリーを設計し、コンテンツを企画します。
しかし、どんなにいいアイデアを考えても相手に伝わらなければ意味がありません。
いいモノはいいモノとして表現する
自分では最高のアイデアだと思っていても理解されないことがあります。料理で例えると、どんなに調理や味付けが完璧でも、盛り付けをいい加減にしてしまうと、おいしそうに見えずおいしさが伝わりません。アイデアも良いアイデアとして相手に伝えるためには、言葉やビジュアルで魅力的に表現するデザインが必要です。
このようにデザイナーは、技術・発想・表現をバランスよく身につけ、コンテンツやサービスを企画・開発していくのです。
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先生情報 / 大学情報
長岡造形大学 造形学部 デザイン学科 准教授 徳久 達彦 先生
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