技術・発想・表現をバランスよく!

技術・発想・表現をバランスよく!

新しい技術がスゴイ勢いで生まれる現代

現在、さまざまな技術が生まれ、生活を飛躍的に便利にし、さらに新しい技術が生まれ、世の中は変化し発展し続けています。例えば、Webにアクセスする装置は、最初はパソコンだけでしたが、今ではスマートフォンなどのデバイスだけでなく、さまざまなモノと接続できるようになりました。コンテンツの中身も、最初は文字情報だけでしたが、写真、動画に拡大し、最近はAI(人工知能)やVR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などの新しい体験が可能になっています。そして、最初は難しく専門の人でないと扱えなかった技術が、誰でも簡単に扱えるように変化するのもまた早いのです。

何に使ったらいいの?

このように技術は扱いやすくなって、誰でも利用できるようになっていきます。そうなると技術に価値があるのではなく、どうやって何に使われるのかが重要になってきます。デザイナーは、最新技術だけでなく、いろいろな技術を使い、「誰といつどこでどんなコミュニケーションを行い、どんな価値が生まれるのか?」「そこでどのような体験をして、どんなアクションにつながるようにするのか」を考え、「どこでココロが動くのか」という一連のストーリーを設計し、コンテンツを企画します。
しかし、どんなにいいアイデアを考えても相手に伝わらなければ意味がありません。

いいモノはいいモノとして表現する

自分では最高のアイデアだと思っていても理解されないことがあります。料理で例えると、どんなに調理や味付けが完璧でも、盛り付けをいい加減にしてしまうと、おいしそうに見えずおいしさが伝わりません。アイデアも良いアイデアとして相手に伝えるためには、言葉やビジュアルで魅力的に表現するデザインが必要です。
このようにデザイナーは、技術・発想・表現をバランスよく身につけ、コンテンツやサービスを企画・開発していくのです。

※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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先生情報 / 大学情報

長岡造形大学 造形学部 デザイン学科 准教授 徳久 達彦 先生

長岡造形大学 造形学部 デザイン学科 准教授 徳久 達彦 先生

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視覚デザイン

先生が目指すSDGs

メッセージ

現代では、多くの人がWebサイトやアプリなどから情報を得て、商品を購入したり、交友関係を広げたり、さまざまな体験をしています。そのため、どんなサービスと、いつ、どこで出会い、どんな経験をするのかは、一人ひとりの生活に大きな関わりを持っています。
「どういう人に、いつ、どのようにコミュニケーションするのか」「そこでどのような体験をして、どんなアクションにつながるようにするのか」、UXデザインでは、こうした一連のストーリーを考えて、企画設計します。

先生への質問

  • 先生の学問へのきっかけは?
  • 先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

長岡造形大学に関心を持ったあなたは

デザインには問題を見つけ、解決し、新しい価値を生み出す力があります。長岡造形大学は、デザインを専門とした唯一の公立大学としてデザインを工学・情報・経済・環境などのさまざまな側面から総合的にとらえ、新しい可能性の探求を続けています。学生は、実践的にデザインを学ぶ中で多くの力を養い、社会に出た後に求められるであろう人間力をトータルで身につけていきます。