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やりたいことの見つけ方は、2つのステップが鍵
「やりたいこと」を見つけるためには、2つのステップをオススメしています。
1つ目が、自分の関心ごとから学びたいことを見つけること。「興味・関心があること」だけでも、「学びたいこと」だけでもなく、両方を意識することがポイントです。大学で行われている研究は多種多様。対象も方法も無数にあります。「やりたいこと」を探す最初の鍵になるので、できるだけ言葉にしてみましょう。
2つ目は、学ぶための環境、つまり大学と結びつけること。いきなり「志望校」「出願校」にする必要はありません。まずは、「この大学ならこういう風に学べる」ということを押さえます。いくつかの大学で具体的に考えることで、学部やカリキュラムに関する知識が増えて、「やりたいこと」が明確になってきます。
自分の関心ごとはどう探す?
身近な「好き」「気になる」から考える
「進路選択」なので、学問に関連する用語から探さないといけないと思っていませんか?
繰り返しになりますが、大学での研究は多種多様。あなたの関心ごとに合う学びはきっとありますので、まずは「好き」や「気になる」ことから考えてみましょう。ここでのポイントは「名詞で考える」ことです。
私たちが、全国の高等学校で実施する「夢ナビプログラム」では、「あなたが今、興味・関心を抱いていること、『関心ワード』は何ですか?」とアンケートを取っています。その数、なんと年間900校以上、約20万人!
多くの高校生が、どうしてその関心ワードを選んだのかという理由も参考に、あなたの関心ワードを探してみましょう。
「好き」から見つけた先輩たちの関心ワード

「○○が好き」という理由は、関心ワードを回答する際に非常に多く挙がる理由です。集計してみると、「音楽」「スポーツ」「ゲーム」「イラスト」が多く挙がりました。
音楽 歌を歌うのが小さい頃から大好きで、今は歌の歌詞を作ったりすることも好きです。音楽はすごく身近なものでたくさんの出来事に使われていることに気付いた時、もっと関心が湧きました。 |
スポーツ 小さい頃からスポーツが好きで、小学校で部活に入ってからは頻繁にスポーツニュースを見たり、スポーツの試合を見るのが楽しくて興味を持った。 |
ゲーム ゲームをよく遊んでいて好きなので、自分の遊んでいるゲームというものを詳しく知りたいと思ったから。 |
イラスト イラストを描くことが好きだから。マンガやゲームでデザインが綺麗だったり作画が良く、かっこいい、可愛いと思い自分も描いてみたいと思ったから。 |
「ドラマ」から見つけた先輩たちの関心ワード

普段よく目にするものからも関心ワードを考えることができます。例えば「テレビドラマを見て気になった」という理由の関心ワードを集計してみると、「医療」「法律」「韓国」「看護」が多く挙がりました。好きなドラマで扱われているテーマから考えてみると、あなたも関心ワードが思い浮かぶかもしれません。
医療 小学生の頃から医療ドラマや医者のドキュメンタリー番組を見ることが好きで見ている中で、人を救う姿に憧れたから。 |
法律 最近ドラマで裁判系のドラマを見て、日本の法律や決まり事について興味を持ったから。また、冤罪が起きないようにするための方法は無いのかなどを知りたいと思ったから。 |
韓国 韓国の音楽や料理、アイドル、ドラマなどの文化が好きだから。そこから日本語と似ている部分が多い韓国語を勉強し楽しいと思ったから。 |
看護 ドラマやドキュメント番組を見て、かっこいいと思ったし、自分も人を助けられるようになりたいと思ったから。 |
今回のあなたの選択は?
いかがでしたか? 高校生が回答した理由もいくつか紹介しましたが、もちろん「なんとなく気になる!」でも大丈夫です。ぜひ自分の関心ワードを考えてみてください。