
1908年から続く鹿児島大学 農学部 日本農業の近代化に貢献
鹿児島大学 農学部(鹿児島高等農林学校)の初代校長は、日本の農学博士第1号でもある玉利喜造博士。その意志を継ぐ農学部では、温帯から亜熱帯まで南北600kmのフィールドで実践教育を可能とする農学DX教育を実施しています。さらに、屋久島など世界遺産の島での研究や分子工学・食品化学の教育・研究や、農業経済、森林保全、農山村社会の活性化、焼酎の製造なども行うなど、農学でイメージされる学びを越える幅広い分野の学びがあります。さまざまな学びの中から、自分が学びたい分野を選べるのが本学農学部の特色です。
自分の将来像に合った分野を選択できる1学科4プログラム
1年次は農学を幅広く知り、将来を考えるキャリア教育科目を学び、2年次に自分の将来像に合った興味のある分野で学ぶ『4つの専門プログラム』に分かれます。2年次以降も資格・職種など自分の将来像に合わせた科目群の選択が可能なカリキュラムを導入しています。
●先進技術による植物資源の生産と活用を実現する「植物資源科学プログラム」
植物を資源とする農産物の生産・開発について学修。鹿児島の地域的特性を活かし、新しい植物資源生産技術と植物資源を活用した新たな農産業の創出に貢献できる人材を育成します。
生物多様性の保全、農林産物の生産活動についてグローバルかつ地域的視点から理解し、問題解決に取り組み、持続的かつ安定的な農林業生産活動に貢献する人材を育成します。
●環境保全や農林産物資源の持続的発展を実現する「環境共生科学プログラム」
生物多様性の保全、農林産物の生産活動についてグローバルかつ地域的視点から理解し、問題解決に取り組み、持続的かつ安定的な農林業生産活動に貢献する人材を育成します。
●生物資源を解析し、食の発展と健康に貢献する「食品生命科学プログラム」
生物資源を分子から細胞、生体までのマルチスケールで捉え、先進のバイオテクノロジーを駆使して食品素材の新機能探索や評価を行います。また、焼酎製造や発酵を担う微生物の育種や機能を解明することで、健康で豊かな食生活基盤を支える人材を育成します。
●経営・経済学の観点から農食産業と地域の発展に貢献する「農食産業・地域マネジメントプログラム」
農食産業の生産から加工・流通・消費までをフードシステムとして捉え、経営・経済学的、技術論的に理解し、地域の諸問題の解決に貢献する実践的な人材を育成します。
4つのプログラムの他に、農学系学生と水産学系学生が一緒に学ぶ「国際食料資源学特別コース」もあります。産業社会に参画し、国際社会に貢献できる人材を育成します。