現代音楽はクラシックの最先端!

「現代」でもクラシック?
「現代音楽」とは、西洋クラシック音楽の最新の形態であり、20世紀後半から現在に至るまでに作曲された音楽を指します。クラシック音楽の歴史の延長線上にあり、唐突に前衛的な音楽が出現したわけではありません。
そもそもクラシック音楽の歴史は、テクノロジーなど時代の発展とともに変化してきました。例えば、印刷技術の発明により楽譜が広く普及し、また鉄の加工技術が向上したことでピアノの構造が強化され、一般の人々の手に届く量産体制が整いました。現代では、電子楽器や録音音源を使った楽曲や、音楽と美術の境界を超えた映像と組み合わせたメディア作品などもあり、演劇的要素と融合したミュージックシアターなど、多彩な分野を巻き込みながら多様な表現が登場しています。
新たな音楽様式の創造
現代音楽の中には、クラシック音楽の伝統的な調性やリズムとは大きく異なるものも多く存在します。過去の時代の作曲家たちの作品に敬意を示しつつ、否定的な視点から枠を超えることでも新しい音楽が生み出されているのです。また、西洋クラシック音楽以外のジャンルとクロスさせてつくり出されている作品もあります。例えば、西洋クラシック音楽とは全く拍節構造が違う日本の伝統音楽の要素を取り入れることで、これまでにない拍節が生まれています。さらには、音楽とは離れた囲碁の対局に着目して、碁石を置いた時間や位置などをリズムに利用した作品や、一枚の絵画を題材に異なる視点で複数の曲を生み出すなど、広い分野からインスピレーションを受けています。
作曲家とのつながり
現代音楽のもう一つの特徴は、作曲家自身による作品の解説が多く残っている点です。作曲家が存命であれば直接質問する機会もあり、作曲の意図を深く理解しながら演奏することが可能です。これにより、演奏者は作曲家の考えを反映しつつ、自分の解釈を加える楽しさを味わうことができます。このような作曲家とのつながりは、現代音楽の魅力をさらに引き立てる要素となっています。
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