地域の観光を発展させ、まちをもっと盛り上げるには?

地域の観光を発展させ、まちをもっと盛り上げるには?

観光業の発展が地域を救う!

現在、少子化により日本の人口減少が進んでいます。その影響で地方の過疎化や衰退が大きな問題となっており、衰退を食い止めようと、さまざまな地域が観光業を発展させ、観光客を世界中から呼び込もうと努力しています。観光客が増えれば、ホテルや旅館、飲食店がもうかるだけではありません。観光業をとりまく、農業や漁業、製造業をはじめとする、あらゆる産業が活性化して地域全体が潤うことになるからです。ただし、地域の力だけでは観光業を発展させるのが難しいケースがあります。そんなときは外部のコンサルタントに観光に関するサポートやアドバイスを求めます。

まずは住民の「意識づくり」が大切

コンサルタントの仕事として最初に大切なのが、住民の意識づくりです。住民間でまちおこしへの熱意に温度差があるとプロジェクトがうまく進みません。そこで、さまざまな世代や立場の住民でミーティングを行い、観光に力を入れるメリットや「自分たちの力で観光を盛り上げよう」という意識を共有してもらいます。また、コンサルタントによる「情報提供」も大切です。現地の住民には観光客のニーズがつかみにくい場合が多いため、外部から訪れる立場から、観光客がその地域にどんなものを求めているかを客観的に伝えます。

継続的に地域を盛り上げる仕組み

さらに地域にとっては、観光業が継続的に発展するための仕組みづくりも重要です。施策によるPRで一時的に観光客が増えても、ブームが去って元の状態に戻っては意味がありません。そこで、現地の観光に関わる人を組織化し、お土産などの商品開発を継続的に行う仕組みを整えます。また、PRについても、現地に詳しいPR会社などを活用して継続的に行っていく方法を提案します。
以前の観光コンサルティングは一時的なもので終わることが多くありました。しかし、近年ではこのように継続的な仕組みづくりに力を入れるコンサルティングが増えています。

※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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先生情報 / 大学情報

大正大学 地域創生学部 公共政策学科 教授 村橋 克則 先生

大正大学 地域創生学部 公共政策学科 教授 村橋 克則 先生

興味が湧いてきたら、この学問がオススメ!

観光学

メッセージ

将来は観光関連の仕事に就きたいと考えていても、今は観光そのものについて学ぶよりも、広く世の中に興味を持っておくほうがいいでしょう。
できれば「世界史」「宗教」「哲学」をしっかり学んでほしいです。なぜなら、観光の仕事では外国の方と接する機会が多いため、異なる国の文化や考え方を知る手段として、その国の歴史や宗教を学ぶのが非常に重要なのです。ぜひ、今のうちからさまざまな異文化を学び、人間的な幅を広げていってください。

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大正大学に関心を持ったあなたは

大正大学は大正15(1926)年に設立された、2026年に100周年を迎える伝統のある大学です。6学部10学科の学問分野で文学や心理、歴史、メディアなど、多彩な学びを展開し、地域社会に貢献できる人材を目指します。キャンパスは東京都豊島区にあり、池袋・巣鴨からもアクセスしやすい立地です。全学部が4年間を同じキャンパスで過ごします。また、1学年約1200名の学生に対し、教員は154名。教員1人あたりの1学年の学生数が7.8名と、教員との距離が非常に近いことも特徴です。