美術・デザイン/芸術その他 / 音楽
幅広い教養と実践力を身につけた舞台芸術のプロになる
演劇専攻は、戦後の演劇界に多くの逸材を輩出したことで知られる俳優座養成所を前身としています。創設者の中心的なメンバーには、千田是也、安部公房、田中千禾夫という日本演劇界をつくった巨星たちがおり、専門(プロフェッショナル)としての俳優を大学で養成する目的で、日本で初めての教育機関として1966年に創設されました。
演技力をつけるための実技、実習に力点をおいた教育をしていることはもちろん、プロの俳優・表現者に必要な実技訓練とともに、演劇の理論やマネージメント(運営)など、幅広い教養を兼ね備えたプロフェッショナルとしての俳優育成を目指しています。
演劇専攻は、「演劇コース」と「ミュージカルコース」「声優コース」を設けています。
【演劇コース】
舞台俳優としての基礎となる声と身体を使った表現を学ぶ
【ミュージカルコース】
演技力や歌唱力をはじめ、ミュージカル俳優としての基礎を学ぶ
【声優コース】
アフレコ、朗読、ナレーション……声優の基礎を幅広く学ぶ
1年後期から専門性の高い授業を進めていく中で適性と志向を見極め、2年前期にコース分けを行い、後期には劇上演実習に取り組みます。
どのコースでも基本となるのは演技です。
さまざまな課題に取り組みながら、演劇の視野を広げ、演技へのアプローチを実践的に学びます。その土台の上に、それぞれの専門性を積み上げていくのが、演劇専攻のカリキュラムです。
本を読む力・身体を鍛えること・アンサンブルをつくる力
1.本を読む力
単に文学的解読に優れていることのみではなく、ことばを演劇にしていくための想像力を養います。
2.身体を鍛えること
想像したことを実際の動きにかえられる身体能力を磨きます。
3.アンサンブルをつくる力
チームでつくる舞台芸術に必要な協働の精神を養います。