受験勉強もクラブ活動も「マネジメント」で乗り切ろう

受験勉強もクラブ活動も「マネジメント」で乗り切ろう

計画を立て、実行し、結果を振り返る

マネジメントで大切なのは「Plan、Do、See」です。目標を立て目標達成のための計画(Plan)を作ります。その後、計画通りに実行(Do)し、結果的に目標を達成できたかどうかを確認(See)するのです。もし当初の計画と最終結果に食い違いがある場合は、実行の途中のどこに問題があったかをチェックします。そして再度、新たな目標と計画を立て、実行し、また結果を振り返ります。このように「Plan→Do→See」のサイクルを何度も繰り返し行っていくのが、マネジメントサイクルの考え方です。

マネジメントサイクルを受験勉強に生かす

マネジメントサイクルが有効なのは何も企業経営だけとは限りません。受験勉強にも応用可能です。入学試験の日程や入試科目、合格に必要な学力などは事前にわかっているのですから、まず今の自分の学力と比べて、どのような勉強をすべきかを考えるのです。模擬試験などを1つの区切りとして計画を立て、勉強を進めていきます。模擬試験の結果を見て、自分の勉強の達成度合いを知り、再度計画を立て直して勉強に励むのです。このように本来はマネジメントの手法である「Plan→Do→See」のサイクルは、受験勉強を確実に進めるためにも有効な手法となります。

組織マネジメントに必要な3つのポイント

クラブ活動などの組織の活動にもマネジメントサイクルの考え方が応用できます。例えばインターハイの予選を勝ち抜くための計画を考え、練習し、成果を確認して、また計画を立て直すのです。ただチームなどの組織をマネジメントする場合には、さらに3つの要素が必要です。「メンバー全員が目的を共有すること」「一人ひとりが目標達成のための貢献意欲を持つこと」「コミュニケーションを活発に行うこと」です。少し前に『もしドラ』の愛称で親しまれた小説がありましたが、あのストーリーでも組織マネジメントの考え方がうまく応用されていました。マネジメントサイクルの考え方は、さまざまな分野で生かすことができるのです。

※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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先生情報 / 大学情報

広島修道大学 商学部 経営学科 教授 岡田 行正 先生

広島修道大学商学部 経営学科 教授岡田 行正 先生

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経営学、アメリカ経営学、人的資源管理

先生が目指すSDGs

メッセージ

大学卒業後の進路について、どう考えていますか。ほとんどの人は社会に出て働くつもりでしょう。企業や公務員、NPOなどの団体職員として働く場合でも、必ず組織に属することになります。日本では働く人の85%が何らかの組織に属しているのです。経営学やマネジメントでは、組織の効率的な運営法を学びます。あなたが将来の日本経済を元気にしたいと思い、地域経済のリーダーとして頑張りたいと思うなら、ぜひ一緒にマネジメントを学びましょう。あなたと広島修道大学のキャンパスで会えることを楽しみにしています。

広島修道大学に関心を持ったあなたは

広島修道大学での4年間、予測が難しい時代の中にあっても自ら未来を切り拓き新たな変革を生み出せる。そんな、しなやかな強さをもつレジリエントな人を育むための道がここにはあります。そして、その道の先には自由にキャリアを描ける多彩な選択肢があなたを待っています。
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