英語が「使える」ようになるための、楽しい学習法とは
基礎をしっかり身につければ「伸び」も早い
グローバル化が急速に進んでいる現在、国際共通語である英語の重要性は、ますます高まっています。高校までの英語学習は、単語や文法の暗記が中心になりがちなので、つまらなく思えることもあるでしょう。しかし、どんな学問でもそうですが、基礎をしっかり身につけることが上達の秘訣です。特にTOEICやTOEFLでは、基礎力の差が得点の差に直結します。
大学での英語学習の目標は、「覚える」ことではなく「使える」ようになること、海外の人々と英語でのコミュニケーション能力を高めることです。大学入学後、英語で自己表現し、異文化を理解できるようになるためにも、「勉強」というより「楽しむ」意識を持って、英語の基礎を習得することが重要です。
身の回りにある英語力アップのための環境
英語力を高めるコツは、覚えた単語やイディオムを繰り返し使うことと、生の英語をたくさん聞くこと、ネイティブスピーカーと会話することです。例えば、スマホで海外ニュースのWebサイトに毎日アクセスするだけでも、知らない英単語がどんどん飛び込んできます。話題の洋画を、日本語吹き替え版ではなく字幕版で鑑賞するよう心がけるのもよいでしょう。各地でさまざまな国際交流イベントが行われていますから、積極的に参加して外国人と話すのも効果的です。
おしゃべりでコミュニケーションも上達
日本には、シャイな人が多いようです。そのせいか、海外では必要な言葉しか口にしない観光客や留学生を見かけますが、これはとてももったいないことです。外国人との実際の会話は、英語力を大きく伸ばしますから、勉強の成果を試すつもりでどんどんおしゃべりしましょう。
例えば、メニューを指差すだけでも通じるファストフード店やレストランでも、ちょっと丁寧に「I'd like to order this,please」と話しかけてみれば、きっと、指差しただけの時とは違ったアクションと笑顔が返ってくるはずです。
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先生情報 / 大学情報
山口大学 国際総合科学部 准教授 エドワーズ ナサニエル テイラ 先生
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