音調をマスターすれば、英語は必ず上達する

音調をマスターすれば、英語は必ず上達する

英語=言葉。発音こそ重要

高校生の中には、英語を受験科目とだけとらえている人もいるでしょう。しかし、英語は言葉であり意思を伝えるツールです。つまり、自分の意見や意思を発信することが求められます。
日本に英語が入ってきたのは江戸時代です。その頃は、英語は外国の文化を取り入れるためのツールであり、意味さえわかれば十分でした。「Sometimes」のことを「ソメチメス」と読んでも、意味がわかればよかったのです。しかし、外国との間を簡単に行き来し、テレビ電話で頻繁にやりとりするような現代ではそういうわけにはいきません。

「L」と「R」の発音よりも重要な音調とは

英語の発音というと、「L」と「R」の違い、あるいは「B」と「V」の違いを真っ先に思い浮かべる人も多いでしょう。確かにそれらをきちんと発音することも重要ですが、それ以上に大切なのは、音調です。つまり、どこで切るか、どこの部分を強く発音するか、抑揚はどうするのか、といったことを正しくすることです。間違えると、意味を成さなかったり、違った意味になってしまったりする可能性があります。逆に、音調が合っていれば、多少発音がネイティブと違っていても、意思を伝えることができます。

くり返し話すことが重要

では、どのようにすれば、通じる英語を話せるようになるのでしょうか。それは、スポーツやピアノなどと同様、身体で覚えることしか方法はありません。英語で言えば、実際に話す訓練を行うことです。授業で習った英語を、家で復習をすることが、非常に効果があります。先生に教わった発音を自分で声に出して何度も読んでみるのです。受験では実際に声に出して発音することはないから時間の無駄じゃないか、と思うかもしれませんが、音調を身につけることで文法なども習得できますから、続けていくうちに英語力が上がるのです。

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先生情報 / 大学情報

神奈川大学 外国語学部 英語英文学科 教授 久保野 雅史 先生

神奈川大学 外国語学部 英語英文学科 教授 久保野 雅史 先生

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英語学、英語教育学

メッセージ

英語は言葉です。言葉は音で意味を伝えるものです。ですから、自分の音が意味をきちんと相手に伝えているかを考えて話さなくてはいけません。そのためには、教科書を授業で勉強した後、ちゃんと相手に伝わるように気を付けながら音読をするとよいでしょう。入試では、音読や面接で英語を話すことはないかもしれませんが、英語の地力を付けていけば、結果、大学入試にも有利な上、大学に入ってからも伸びると思います。頑張ってください。

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1928年創立以来、真の実学をめざし、自ら成長できる人材を育成してきました。近年では2021年、グローバル系3学部が集うみなとみらいキャンパスが誕生。2022年、「建築学部」を開設、2023年には理工学部を改組し「化学生命、情報学部」を開設。文理11学部すべてを横浜エリアに集結させ、世界レベルをめざす総合大学として、新たな一歩を踏み出しました。
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