英語が話せたら、何をする? ゴールを決めることが英語上達の早道!
まずは学習習慣を身につけよう!
外国人と英語で話したいと思ったことはありませんか? 外国語の勉強で大切なのは、すごい先生でも優れた教材でもありません。本当に必要なのは、「外国語を学ぶ動機」です。勉強する理由がなければ宿題をするだけで精一杯で、何から手をつけていいのかわからない人がほとんどでしょう。
方法のひとつに、学習記録(ラーニングログ)を付けるやり方があります。学習者は自分でゴールを決め、そこへ向かう計画をたて、毎週その進捗(しんちょく)状況をレポートにします。さらに数週間ごとに状況をプレゼンテーションし、学習者同士で体験を共有します。教員は個別に学習者をカウンセリングし、改善点や次のステップをすり合わせます。ビジネスでいう「プラン・ドゥ・シー(計画・実行・振り返り)」と同じです。
自分に合った方法を見つけよう!
外国語は「書く」「話す」「聞く」「読む」で、それぞれに上達しやすい学習法が異なります。どんな方法が合うかは、自分で探すしかありません。スマホアプリでの学習もいいですし、YouTubeを使うのもいいでしょう。好きな外国映画をひたすら見てリスニング力と自然な表現力が劇的にアップする人もいます。自分が楽しく続けられるものを探し、ゴールに向けてチャレンジすることが必要です。
英語は「学ぶ」ものではなく「使う」もの
英語学習によくある思い込みは、「アメリカ人やイギリス人と同じように使えなくてはならない」というものです。実際は、アイルランド、インド、シンガポール、オーストラリアなどそれぞれで独特の英語を話しています。そもそもイギリス人とアメリカ人ですら、発音も単語も表現も異なるのです。
多くの人は必要だから英語を話すのであり、イギリス英語でなくても堂々としています。つまり、日本人も堂々と「日本人の英語」を使えばいいのです。発音や文法が完璧でなくても、知っている単語数が少なくても、躊躇(ちゅうちょ)なく話す人は間違いなく英語が上達します。
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先生情報 / 大学情報
吉備国際大学 外国語学部 外国学科 講師 金沢 真弓 先生
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