日本の暮らしを英語で伝えて、Let's異文化コミュニケーション!

日本の暮らしを英語で伝えて、Let's異文化コミュニケーション!

玄関で靴を脱ぐのは非文明人!?

外国人が初めて日本に来ると、日本独特の文化や生活習慣にびっくりします。日本人がふだん当たり前と思って何気なくしている行動も、外国人から見ると驚きの連続です。日本の住宅では玄関で靴を脱ぎますが、「家の中で裸足だなんて、文明化されていない時代の人たちみたい!」と感じる欧米人もいるのです。靴を脱いだのに、屋内でスリッパを履くのも外国人にとっては変な感覚です。トイレに行くとまた別のトイレ用のスリッパがあって履き替えるのですから、ますます不思議に感じます。もしあなたが外国人に「なぜ?」とこのことを質問されたら、英語で説明できますか?

日本の食事や言葉にも不思議がいっぱい!

日本の食事も外国人にとっては理解しがたいものです。たくさんの小皿にいろいろな種類のたれや醤油、ソースが出てきて、どの料理に何をつけたらいいのかわかりません。日本語にもいろいろな不思議があります。日常会話の中には外来語がたくさん定着していますが、「パンを食べますか?」と言われても、パンはフランスやスペインでの呼び名ですから、「bread」と呼ぶ英語圏の外国人にはピンときません。そのうえ、日本人の「カタカナ発音」の英語は外国人には聞き取りにくく、「スマートフォン」を「スマホ」と略されると、もうお手上げです。

英語で自分たちの文化を伝えられるように

もしあなたがこれらの疑問に対して英語できちんと説明できれば、外国人とぐっと仲よくなれるでしょう。日本人は概して外国人に対して親切ですが、自分たちの考えや文化を英語で外国人に伝えるのは苦手です。グローバル化が進む現代、英語はもう世界の公用語になっています。英語を通じて、英語が母国語でない人同士がコミュニケーションできるのはとても素敵なことです。スムーズな異文化交流のために、またワールドワイドな視野を持つ国際人になるために、語学は不可欠なものであり、特に英語は絶対に欠かせない基本のスキルなのです。

※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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先生情報 / 大学情報

北九州市立大学 外国語学部 英米学科 教授 フィオナ・クリーサー 先生

北九州市立大学 外国語学部 英米学科 教授 フィオナ・クリーサー 先生

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英米学、教育人類学、言語人類学

メッセージ

グローバルな時代に活躍するあなたへ。ぜひ、英語を自由に操れるようになってください。日本の英語教育環境は恵まれていますが、残念ながら高校までは受験英語がほとんどで、「聴く」「話す」「英語で自分の意見を言って相手とコミュニケーションする」などの訓練がじゅうぶんにできていません。大学ではあなたの進みたい目標に向かって、自信を持って英語の講義に臨み、どんどん発言してください。英語の学習は「try & error」です。大学の4年間を無駄にしないで、英語をアグレッシブにあなたのものにしましょう!

北九州市立大学に関心を持ったあなたは

北九州市立大学は、文系4学部・1学群(北方キャンパス:外国語・経済・文・法学部、地域創生学群)、理系1学部(ひびきのキャンパス:国際環境工学部)を擁する公立の総合大学です。
産業技術の蓄積、アジアとの交流の歴史、環境問題への取組といった北九州地域の特性をいかし、「地域に根ざし、時代をリードする人材の育成と知の創造」を目指し、「選ばれる大学への質的成長」「大学のプレゼンス(存在感)」「環境・地域・アジア」をキーワードに、語学教育、環境人材育成、地域人材育成に力を入れています。