自分の価値を社会に発信! インターネットを活用したブランディング
「ブランディング」で価値を創る
社会ではさまざまな人や団体が自身の価値を高めるために「ブランディング」をしています。例えばごく平凡な大学生の田中太郎さんは、初対面の人の印象に残りにくいものです。しかし実績を作って「栃木県の観光PRで有名な田中太郎さん」などインパクトのあるアピールができれば、自分の価値を他者に伝えることができます。
ブランディングのプロセスを実践的に学ぶ手法のひとつが、地域のプロジェクトなどに参加することです。例えば観光PRで人を呼び込むとき、現場では一般人と異なる観点でSNSを運用しているとわかります。日記のような投稿ではなく、地域の魅力を分析したうえで「この場所に行きたい」と思わせる写真を載せる、情報を簡潔にまとめるといった工夫が必要です。
ソフトとハードどちらも必要
ビジネス用SNSのひとつであるLinkedin(リンクトイン)が発表した「アメリカの会社が求めるスキル2020年版」では、ソフトスキルとハードスキルに分けて合計15の技能が紹介されています。ソフトスキルとは、創造力や説得力、コラボレーション力などです。一方ハードスキルは、ブロックチェーンや動画編集などのツールを使いこなす技術のことです。ソフトスキルとハードスキルは関連している場合があるので、両方を伸ばしていくとブランディングの武器としても役立ちます。
ブランディング教育
SNSやインターネットなどもブランディングツールとして効果的に用いることが可能ですが、そのためには視覚コミュニケーションなどの観点も求められます。例えばホームページです。ホームページはフォントやロゴなどさまざまな要素で構成されているため、閲覧者に何をどう伝えたいのか計画して作成しなければなりません。それゆえに、ホームページ作成は効果的なブランディング教育方法だといえます。授業でホームページ作成を導入すると、フォントや色の使い分け、説得力のある表現方法などを自然と考えるようになっていきます。
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白鴎大学 教育学部 発達科学科 英語教育専攻 講師 ポール デル ロサリオ 先生
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