現実感と非現実感を融合するCGで魅力的に制作しよう!
現実感と非現実感を融合した世界を創造できる!
ゲームや映画などの映像作品を作るのに、今やCGアニメーションは欠かすことができません。CGアニメーションを駆使することで、アナログでは再現が難しい現実を感じさせる描写の中に、現実では起こりえない意外性のある表現や世界観を作ることが可能となります。クリエイターの発想次第で、リアルでありながらも非現実的な世界を多彩に演出できるところが、CGアニメーション制作の魅力のひとつです。
目を惹くCGアニメーションを作るには?
CGアニメーションならではの多彩な表現は、「MAYA」などの専用ソフトを使って実現できます。ただし、人々の目を引く作品を作るためには、CGアニメーションだからこそ再現可能な演出や構成も考えていく必要があります。例えば「サイコロ」を題材にしたアニメーションを作る場合、現実では起こりえない「サイコロが自分の意志で転がる」「他のサイコロと合流し、規則的に隊列を変化させながら移動する」など、意外性のある描写を生み出す発想も重要です。しかし、あまりにも非現実的な表現にしてしまうと、人々が違和感を覚え、受け入れてもらえません。CGが不可解な動きにならないよう、どのように動くかを計算することも重要です。転がるときの回転軸やスピード、影の動きなども考慮することで、非現実的な動きでも違和感なく面白い表現をすることができるのです。
仮想空間で広がるCGアニメーションの可能性
CGアニメーションはCG単体での表現だけでなく、実写映像と合成して実写とCGが融合した描写も可能です。また、現在ではインターネット上に構築された3次元仮想空間「メタバース」において、VRヘッドセットなどの機材を用い、CGで作られた世界の中で、CGコンテンツを楽しむような技術もあります。これからのCGアニメーションは、こうした世界の中で楽しめる作品を展開するため、さらなる表現の可能性を追い求めていくことになるでしょう。
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先生情報 / 大学情報
玉川大学 芸術学部 アート・デザイン学科 教授 赤山 仁 先生
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