地域住民に愛されるJリーグクラブと経営学との関係

地域住民に愛されるJリーグクラブと経営学との関係

J2で活躍する水戸ホーリーホック

水戸ホーリーホックは茨城県水戸市を中心とした地域をホームタウンに持つプロサッカークラブです。J2リーグにおける最長在籍記録を持つクラブとして、現在も息の長い活動を続けています。
発足した当初、経営基盤が不安定な状況下での活動を強いられていた水戸ホーリーホックは、観客動員数も1試合あたり2,000人前後でした。その後、観客誘致のためのさまざまな施策がある程度功を奏し、現在は1試合あたり4~5,000人程度にまで増やすことに成功しています。

「初ヘディング当てクイズ」の狙い

水戸ホーリーホックが毎年行っている観客誘致の施策の一つに、大学とのコラボデーがあります。このコラボデーでは、各学部の学生が考案したアイデアに基づく物販やイベントが実施されています。
例えばある年のコラボデーでは、「初ヘディング当てクイズ」という企画が実施されました。その試合で、最初にヘディングをする水戸ホーリーホックの選手は誰かを来場者に当ててもらおうという企画で、正解者には選手たちのサイン入りボールがプレゼントされるというものです。この企画には、水戸ホーリーホックにどんな選手が所属しているのかをあらためて知ってもらい、今後の応援のきっかけにしてもらおう、というマーケティングの意図が込められていました。

現場での実践と試行錯誤で得られるもの

Jリーグクラブの試合に行かない人は、なぜ興味を持たないのか。どうしたら興味を持ってくれて、スタジアムに足を運ぶ気になるのか。そこには、さまざまな要因が絡み合っています。それらを一つ一つひもとき、地道に改善していくことで初めて、本当の意味で地域住民に愛されるJリーグクラブを育てていくことができます。経営学とマーケティングの観点から考えても、理論を机の上だけで終わらせるのではなく、コラボデー企画のような現場での実践と試行錯誤を通じて確かめることでこそ、得られるものがたくさんあるのです。

※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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先生情報 / 大学情報

常磐大学 総合政策学部 経営学科 教授 村中 均 先生

常磐大学 総合政策学部 経営学科 教授 村中 均 先生

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経営学

メッセージ

企業のことを学ぶ経営学には、実践性が求められます。私が所属する経営学科は、さまざまな企業と連携した授業を展開しています。企業から講師を派遣していただく寄附講座や連携講座、実際の問題解決を行う企業との連携プロジェクトなどを数多く実施しています。社会の中で役立つ、生きた知識や実践性を得るために、本学経営学科で、一緒に学びましょう。

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常磐大学は、茨城県水戸市に位置し、3学部9学科を擁した地方総合大学です。学園創立100余年の歴史と伝統を礎に、「実学を重んじ真摯な態度を身につけた人間を育てる」という建学の精神のもと、実学重視のカリキュラムを展開。地域に密着したリアルな学びで社会に貢献できる実践力を養います。
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