AIで未来は変わる! 学びも生き方も自由になる
AIが不可欠となる時代へ
ChatGPTが近年注目されているように、現代は、AI(人工知能)がなくてはならないものになりつつあります。すでにAIをうまく使いこなしている企業は、業績や生産性をあげています。一部ではサービスの一つとして、AI弁護士なども登場しています。活用するには、AIの得手不得手を知り、人間らしさや商売の本質などは人が担うなど、正しく使うことが必要です。AIにできることはAIに任せることで、人間は新しいサービスやビジネスを生み出すことができるのです。
教育や学びも変わる
教育の分野でもAIを活用できます。英語などの外国語習得には、単語を覚えたい人、リスニングが苦手な人など、個々のレベルや希望にあわせて最適な学習システムをつくることができます。会話力をつけたい初心者でも、ChatGPTで練習すると数カ月で自信をもって会話できるようになります。大学受験の勉強も、AIは答えを出すだけでなく、ヒントや解説を与えて答えを導き出せるように促します。しかもコミュニケーション力が高く、褒めて認めて受験生のモチベーションを上げてくれるのです。
さらに、数学やコンピュータに関する専門知識のない人でも、AIを使えばプログラミングができます。簡単なゲームなら、わずか数分でつくれます。「こんなシステムがあったらいいな」というものも、誰もがつくれる時代になりつつあるのです。
AIによって未来は自由に
使いこなすには、図形が苦手といったAIの特性を理解することが大切です。AIには自己学習能力があり、ビジネスに関わるようなよく使われる分野は高度に成長します。一方、公共的なことに関わるような、使用頻度が比較的低い分野の場合でも、例えば災害時のメンタルケアといったシステムを開発することで、新たな社会貢献が可能となるでしょう。
近い未来に、文系・理系は関係なくAIを使う時代がきます。その頃には現代のような学歴や学問といった枠組みはなく、AIで自由に学び生きられる時代となっているかもしれません。
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山口大学 国際総合科学部 国際総合科学科 准教授 村井 礼 先生
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